☆tax reform

●今年の税制改正
で結局なにもしなかったけれど振り回されたのが、役員報酬の事前届出制度だった。
これは本当に改悪な制度で、しかも経理マン泣かなもの。
だってこの改正が最初に表に出たときは、世の社長さんたちは誰しもが、ふーん「役員賞与」が今度から損金算入になるんだな・・・と思ったはずだから・・・
挙句、私のところもグループ会社の皆さんから、税理士さんに相談する前の駆け込み寺的になってしまって、役員賞与は・・・と来るのはいいけれど、よくよく制度を見てみると、役員賞与どころか通常の役員報酬ですら、毎月一定が原則といった感じで、ちょっとでもデコボコの報酬支払いになったら損金処理が危ういといった調子・・・
事前届出をして賞与を損金算入する会社ってどういう会社なんでしょう？と税理士さんに聞いて見たら、
「うーん資金繰りが一定でないので潤沢になるつきに多めに報酬を出したいという会社や、雇われ社長さんが住宅ローンを従業員時代と同じく賞与月（6月や12月）に設定しているとかでその月を多くしたいというような会社」かな・・・とのこと。
結局この駆け込み寺の回答は
「今回の改正は、役員賞与の損金算入はおろか、社長さんの裁量で突然部下の役員の報酬を上げ下げできなくなるということですよ」が口癖
世知辛い世の中というのはこんなところにもあらわれる・・・。

ちょっとまじめに仕事の話ね。