いつか言いたい言葉 2006-01-23 01:01:59 | あ行 (自作の詩) ありがとう 言えるときに言っておきたい あなたが去ってしまわぬうちに 汚い言葉がわたしたちを染めてゆく前に いつか言いたい言葉の いつかは常に今 私はこんなにも幸せだと 知ってる?
万華鏡 2006-01-15 20:03:35 | ま行 (自作の詩) 融けたい 解きたい あなたのこころ 風になって 儚く散るまで ゆらり ゆらり 寂しい気持ち 幸せに咲く アシタ サヨナラ 嘘 月 ミテ ミテ 欠けたもの 色とりどり 万華鏡 廻して 舞わす 哀しい噂 一年一度 会える伝説 するり するり すり抜けて 雪 舞い散る頃 あなた何処へ 良い 夜 ダレ ダレ 期待して 覗き込む 万華鏡
つかまえてと、彼女は言った。 2006-01-13 00:32:53 | た行 (自作の詩) それは追いつけない僕に対しての挑戦だったに違いない 優しさのような厳しさ 冗談めいた期待と本気の寂しさ 彼女のスピードは速いや遅いという言葉で測ることができなかった どんな言葉も与えられず 僕はただ つかまえるふりをして いつも不安なふりをして 笑う 結構本気で笑うときもあるから心地いい 嘘をつくことが辛いなら、もうとっくに生きることを辞めてる と、僕が言った言葉と彼女の言葉が重なった。
幼虫 2006-01-13 00:16:22 | や行 (自作の詩) もう少し寒いままでいてと思う 生まれてないわけじゃない 丸くなってお眠り、と この体に言い聞かせ 春を忘れれば 夏も 次の冬だって来ない 今が永遠の始まりであれば ああ、土の中のモラトリアム
他力 2006-01-09 00:48:54 | た行 (自作の詩) 枝毛を探す 一直線に生きていけない髪を引っこ抜いてしまえ 僕らの人生の岐路も選ばせないような そんな運命に乗せて 赤い糸の君よ 引っ張っておくれ