湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

最後の雨

2023-07-13 09:09:00 | コラム
もう、いい加減にしてもらえません?
と、空に向かって言いたくなります。
誰かが日本列島を雨嵐に陥れているんじゃないかとさえ思ってしまうような雨、雨、あめ。

私の住んでいるところは、
それほど、雨は降らず、から梅雨か?と思うほど。
色んな媒体から聞こえてくる西日本(今日は北陸か?)

あまりにも、豪雨災害がひどすぎる。
被害に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。


から梅雨の天気を過ごしている自分には、それでもまだ、申し訳ないほど他人事のようだった。


そうしてすごしていた昨日の夕方のことだった、、、、
一瞬のうちに、空は黒くなり
台風なみの大風が吹き始め
庭の洗濯物干しやら、テラスに置いたものやら、ベンチがなぎ倒された。
すぐに、雨が大粒に変わり
雷が休む間もなく、轟き始め、
いく筋にもイナビカリが
それこそ、あちこちの大地に落ち始めた(いくつ落ちただろう)
それこそ、映画の爆破のワンシーンのごとく、、、、。
物凄いパワーが空から大地に突き刺さっていく。
雨で近くの山さえ見えないのに
イナビカリだけが目にはいってくる。
いち、にい、さん、、、
光と音の遅れ方で、雷の近さと遠さを数えてみるも、あまりに多すぎて、光と音の不協和音に頭がついていかない。

普段、私は雷が好きで
すぐに2階に駆け上がって見に行くはずが、
その私でさえ、恐怖で足がすくんでしまう。

とにかく、先に家のパソコンやら、テレビやら、エアコンやらのコンセントを抜きに回った。
何故か、家の中の移動でありながら、背中をかがめて頭を両手におおうようにしながら。

その時、パキッと言う音ともに、停電した。

大雨と大風と雷

ふと、西日本を襲った線状降水帯がこのようなものであるならば、
怖すぎて、不安すぎて、湿気がありすぎて、パニックにおちいる。

約、30分ほどの恐怖体験だった。

空には、ろうと雲になりかけたような雲があった。
竜巻が起こらなくて良かったと胸を撫で下ろしたが、こんな恐怖の続く場所が、ここ数日、いや、先週からあちこち起こっていたんだ。

人は、自分にふりかかってこなければ分からないものだと、あらためて思った。

から梅雨すぎて
畑の毎日の水やりが厄介で
ご近所さんと立ち話で
『いっそ、夕立でも来ないですかね〜』と話をしたことが自分でも情けなくなった。

雨も無くてはいけない、田畑や水源と言う意味で。
しかし、何事も限度と言うものがある。

多すぎてもいけない
少なすぎてもいけない

天候も、愛情も、政治も
ちょうどいいぐらいに保つのは難しい。
自然相手ならばなおさらのこと。

だけど、もう最後でいいじゃないですか、今年はこの辺でお願いしますよ。(誰にともなく、空に向かって)

で、カリンバで、『最後の雨』
17音階だけで弾いているとは思えないMISAさんのカリンバは、一音一音が一粒ごとの小さな雨音に聞こえます。





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