湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

夏の日のカフェにて

2018-08-04 09:40:25 | ポエム
夕暮れかかったオレンジ色と
サルスベリの紫がかった紅の色

街路樹は
うっそうと茂み
影をおとしている

花を抱えて歩く

ちょっと
鼻が高くなったみたいに

街路樹の影踏みしながら
鼻歌まじり


オレンジ色した木洩れ陽の
隙間から
ふと見上げた入道雲に
『君たちはアイスクリームみたいだね』って

昔見た映画の
夏らしいワンシーン


ヒロインの横には
必ず彼女達のヒーローがいた


私は誰もいなくて
手持ち無沙汰でしかたなくて
この手は空をきってしまうけど
ぬくもりを握りしめながら


いつものカフェに
『こんにちは』と入っていける


心のポケットにしまい込んだ
思いは
心の中で取り出して
自由に遊ぶことができる


時間の薬は
ときがたつほどに
効能があらわれてくるものだね


人それぞれの
色んなものをひきかえにしながら




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