湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

ホワイトセージの眠り

2018-05-09 16:18:41 | ポエム
夜中から降り出した雨は
静かに降り続き
密かに流れを作るのか


どこからか
水の流れる音がする


それが
私の子守唄のように
私に魔法がかかる


私は眠る眠る‥‥


朝になっても
水の流れゆく音はそのままで


まだ
その魔法がかかったまま


私を眠りにいざなうから


私はまた
眠る眠る‥‥


今日は何もしないよ
どこにもいかない


私の魂だけがどこかにいくから


私はこのまま
眠る眠る‥‥



あ、そうだ

『ちゃんと起きられたら
ホワイトセージを焚こう』


夢ん中は空っぽのはずなのに


誰かわかんないけど
麻の白い布をかけてくれた


それに包まったまま


私はまた眠る眠る‥‥



人は魂が疲れたとき
魂のかえる場所があると言う


そっか
私の魂よ


まぁるくなって癒えたなら
私のところへ帰っておいで


それまで
私は眠る‥‥眠る‥‥よ






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