湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

ご無沙汰のブログ(最終日)

2020-07-16 19:02:00 | 旅行
佐賀に行く前の
数日前から降り出した雨は
呼ばなくていい雨の友を呼び
居座って手を組んでしまっていた

どこまで南下するのか
どこを北上するのか

佐賀、滞在3日目、最終日。

帰宅予定の日は、
どうやら前線は少し北上して
私達の帰りを阻むのか
それより先に私達が逃げるのか


どこでデッドヒートになるのやら。

そうして、スマホの天気予報を見ながらの1日は始まった。

その日は、やっと義母との再会
リモートで行うと言うも
予約をとり、義母の体調次第ということで、全くあてには出来ない状況。

それまでに、しなきゃいけない事務手続きや、今回、来なきゃいけなかったことになった厄介なことを終わらせてからの義母との面会へ。


ことの次第は、
降り出した雨の強さに匹敵もせず、
思ったよりも、サクサクとコトが運んで行った。

義母と会える時間

施設の玄関のエントランス、、、
では、なくて、全くの外!!!

軒の下に設けられた特設会場(笑)
机にパソコンが一台
椅子が2個

案内されて座ると
2分ほどで、画面に義母が映し出された。

こぼれる笑顔
先に送っておいた、写真や
洋服や下着が良かったのだろう

『ようーきんしゃったねー』

画面には元気な義母の顔。

しかし、外にいる私達は
大雨の音で、せっかくの義母の声がかき消されて、何度も聞き直す始末。

スタッフさんの助けを借りて
なんとか会話が出来た。

ほんの10分間

義母が、
『今日帰るとねー
元気でいるっとー。また、きんしゃい』

『また来るねー、今度来る時に
コロナが大丈夫やったら、外にご飯食べ行こうね』

うんうんと、手を振りながら
満面の笑みの義母だった。

しかし、今度いつ、これるだろうか、、、、。

コロナが少しおさまってる今だから
こうして、雲の間を縫うようにこれたけれど、冬は無理だとしても
春には来れるようになるだろうか、、、、。

桜の咲く頃
義母の大好きな『馬場の桜』が咲く頃、来れるといいねー。

そう思いながら
車に乗り込んだ

それまでに、相当な雨がふっていたが、お昼をどこかで食べようと
高速道路のインターチェンジまで、数キロのコンビニで
簡単な昼を食べたあとは、
もう、車のワイパーが効かないほど
雨は大粒で、数十メートル先は
煙に霞んでいくようだった。


飛行機に乗る時間は18:30

まだ、時間はあれど、この雨だから
先に福岡空港に向かうのが賢明だねと話をしていたとき、
スマホに、大雨特別警報のエリアメールがレベル3を示す画面


そのいる場所から
インターチェンジから高速にのるまでの距離は数キロ

高速に乗った時点で
エリアメールは、レベル4が来ていた。

これからは、雨との追いかけっこか?

鳥栖のジャンクションから空港を目指す

数十分、車を飛ばしたか、、、。

私のスマホに
緊急事態大雨特別警報レベル5
スマホが、予め設定された、防災アプリが鳴り響く

あたふたと見てる最中に
隣で相方は
『通行止めになるから、次の出口で高速降りなきゃ』と呟いた。

『えー!!』
『雨のため通行止めって』

電光掲示板が高速を降りるように促していた。

交通情報の入るようになっているカーナビも対応できてない。
降りてからどうなる?
一般の道からでは、空港まで何時に着く??

スマホに入れてあるドライブナビのスマホ3つのうち
通行止めを示したのは、ヤフーのナビだけだった。

上下線とも通行止めか!

しかし、まだ、対向車線である方の道は、車が走っていた。

目の前には、
出口に殺到する車が次から次と
止まって列をなしていた。

そこに向かおうとすると
後方からの普通車やトラックが
私達を追い抜いて
その先へ車を進めていく。

列をなした車の近くには
出口を誘導する人も
公団の車両もない。

ましてや、雨による通行止めとは書いてあっても、現時点では
雨はほとんど降っていない。

これは、どうするべきか、、、。


よし、行ってしまえー
いけるとこまでー
先に追い越していった車に続いていけー
何があっても突っ切っていこうー


再び本線に戻り福岡空港を目指す。

ここで降りても
フライトには間に合いそうにないだろう。

鳥栖のジャンクションから空港に道をとっても、通行止めの箇所は何箇所にも及ぶ。
そう、スマホのナビが示していた。

しばらく進むと
白い煙が上がったままの車

横倒しの車

逆さまの車

1キロ範囲のほどに
4台の自爆事故。
おそらく先に降った雨によるスリップ事故だと思われた。


上下線ともに、そうした事故。
警察と公団の黄色い車両が止まっていた。


私達は、もしかしたら、
咎められ、止められてしまう?

ん?

そのまま突っ切って進んでいく。


次第に対向車線側には、封鎖されていく様子が目にはいり
大量の車が足止めをよぎなくされていくのが見えてくる。

自分達の後ろに車はない。

自分達の前方に車が数台。

高速道路の閉鎖された最後の車になってる???

そのまま、普段通り
福岡空港前のレンタカー屋さんに到着。

ホッとした思い。

フライトまで4時間

ま、いいか。
間に合ったから。

お気楽な性格は
こういう時、楽なものであることを感謝するしかない。

何か安堵感は見えないものの手によって与えられた気がした。

幸いにも
コロナ対策をたくさん講じてきたわけで、お土産一つ、空港で買うつもりはなかったので
人けの少ないソファで
テイクアウトのコーヒーを持ってきながら、スマホ三昧の時間を過ごす


時折聞こえるアナウンスは
『東京、静岡に向かわれるお客様には、上空の天候により、愛知小牧空港、および中部セントレア空港に
着陸することを、、、、、、』

ああ、雨ならず、強風までも
乱れているんだなぁ。

欠航便も出てるようだし。

さて、福岡空港に一泊になるかも?
しかし、あの高速の途中で、
どこかの冠水や、川に飲み込まれてしまうかもしれない恐怖にくらべたら、安心、安全な場所にいることは間違いはない!

妙な開き直りと
腹の座り方(笑)

それを知ってか知らずか
我が便は、定刻通りに離陸できた。

やはり、途中、分厚い気流の乱れがあったようで
真っ暗な空の下、ピコンピコンと
ベルトサインは鳴りっぱなしで
揺れはしたものの
定刻より15分も早く着陸できた。


雨は降ってはいない。

私達が振り切ってきたんだ。



ここ毎年のように
雨の被害

台風もしかり。

熱帯化していく、空も陸も海も、、。

コロナのこともある。

ことは、複雑になっていくけれど、
1人1人が懸命に
できることをすることしかないのかな。

先は読めないものだから。


翼にハートのマークをみっけー
行きも帰りも。

ちょっとした幸せ。

けれど、移動したので
この日より
自己自粛に入りましたが、
なんとか12日を経過。

健康にいます。













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