惰天使ロック

原理的にはまったく自在な素人哲学

2月25日(火)のつぶやき その2

2014年02月26日 | miscellaneous

米議会 TPP失敗なら日米関係後退も(NHKニュース) nhk.jp/N4C36TmM


大学のスパコンを乗っ取り、デジタル通貨を採掘:バレて追放された研究者(WIRED) wired.jp/2014/02/25/har… ”ハーヴァード大学の学生新聞によると、この研究者は採掘により何百ドル、あるいはもっと桁違いに大きい金額を稼いだ可能性があるという”


2000RT : 【速報】松岡修造がソチ五輪から帰国!→日本全国で気温上昇wwwwwwwwwwwwwww jin115.com/archives/52004…

celsius220さんがリツイート | RT

唐突だが、2月16~17日にかけて言っていた「適応」と「適用」の話の続き。このふたつが混同される場合がある、その端緒となっているのは、どうやら医療における「適応」のようである


”医療分野においては、(「適応」は)治療や検査など医療行為の正当性、妥当性を意味する”(Wikipedia) ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9… ── たとえば治療法Aを症状aに施すことが正当である場合、Aはaに対して適応である、またaはAに関する適応症であるという


この意味での「適応」はむしろ、その反対語が「禁忌」であるという方がわかりやすい。Aをaに施すのが正当でないことを、Aはaに対して禁忌である、またaはAに関する禁忌症というわけである


専門用語としては、「適応症」はindicationの訳、「禁忌症」はcontraindicationの訳である。また辞書に「a disease which is susceptible to treatment」とある。このsusceptibleは「可能である」「許容される」の意


で、これが何で「適用」と取り違えられるかというと、上述の意味での「適応」は医療保険についても用いられる場合があるからである


つまり「保険適応」は「susceptible of insurance」ということなわけだが、これはつまり「保険適用可(applicable in insurance)」ということでもあるわけである。そして日本語なら「保険適用可」を「保険適用」と言っても意味が通じる


ここまで来れば「保険適応」と「保険適用」は1文字違いで意味が同じなわけで(笑)両方の使い方を見聞きしているうちに、もとの意味に遡らないで語だけ覚えてきた人は「適応=適用」という錯覚に、必然的に(笑)導かれるというわけである


同じ混乱はそもそも医療用語の範囲でもごく稀には生じるようなのだが、保険の場合に特に多く生じているのは、日本語の「適用」はどうやら最初は法律用語として導入されたものであり、医療保険は法に基づく制度だから、特に医療保険においてふたつの異なる用語の伝統が混ざってしまったようである


英語のapplyやapplicationも、辞書を引いてみると法の適用という意味が最初に出てくるから、たぶん法律用語としての伝統が一番古いのだろうとは思われる。ただし語源的にはラテン語のapplicantであって、これは「取りつける」くらいの意味であるらしい


いずれにせよ(「適用」と混用される文脈での)「適応」は「applicable」の訳であって、「application」の訳ではないということである。「適応」の使い方が奇妙だ(混乱させられる)と感じたら、それっとばかり「適用可」と置き換えて読むのが適切だということになりそうだ


ただし、きわめて稀ながらadaptationを「適用」と訳してしまっている例もあるらしい(ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2005… の最後のコメントを参照)。それは端的に誤訳もしくは誤植と見なして差し支えないのではないかと思われる


以上だ。とりあえず「適応」と「適用」の問題についてはこれで終わりにする。もともとはわたしが他人の文章を読む上で混乱させられるということが問題だったわけだから、わたしが混乱しなくて済むようになりさえすればそれ以上の追及は、さしあたっては必要がないということである


補足:「適応症」を「適用可症」と置き換えるのは変じゃないかと言い出す人がいるかもしれない。そういう場合は「可適用症」と置き換えるのが日本語である。同様に「禁忌症」は「不可適用症」となって、原語がindication/contra-indicationであることにもきれいに対応する


公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)(日本図書館協会) jla.or.jp/home/news_list… ”どのような理由があれ、このような貴重な図書館の蔵書を破損させることは、市民の読書活動を阻害するものであり極めて遺憾なことである”


佐村河内さんがすっかりネタキャラに・・・ blog.livedoor.jp/chihhylove/arc…  blog.livedoor.jp/kinisoku/archi…

celsius220さんがリツイート | RT

TPP閣僚会合 大筋合意に至らず(NHKニュース) nhk.jp/N4C66VoK ”交渉を主導するアメリカは、ことし秋に議会の中間選挙を控え、選挙が近づけばさらに強硬な姿勢で交渉に臨まざるをえなくなるとみられており”


VIPPER速報 : 佐村河内守のAAできたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww vippers.jp/archives/75618… pic.twitter.com/jx3I8nIVLf

celsius220さんがリツイート | RT

どうやらネット的には、佐村河内氏はこういうネタキャラだということにしよう、ということで大筋合意が形成されつつあるように思える。俺なんかも「ただのプロレスをガチだと称するスペッシャル番組を放送してしまったNHKが悪い」という考えなので、これはこれでいいのではないかと思う


ちなみに「スペッシャル」というのは、はるかな昔に原律子が使った表現なので、打ち間違いではない


それにしても今日は「論文捏造」の件も「アンネの日記」の件もさしたる新情報は出て来なかった。正直言うとつまんねえな(笑)


「アンネの日記」関連本 被害80種類に(NHKニュース) nhk.jp/N4C66Vn4 ”各図書館に取材したところ、被害を受けた本は、第2次世界大戦中多くのユダヤ人にビザを発行して命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記など、少なくとも80種類に上ることが判明”


杉原千畝の伝記まで破っているという事実から考えられることは、犯人は以下のいずれかであるということである
(1) 反ユダヤ主義を狂的に信奉する個人
(2) 強力な指令系統をもつ組織
(3) 外国人もしくは外国の組織
いわゆる右翼でも杉原千畝やその行為を憎悪するものはまずいないと思う


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月25日(火)のつぶやき その1 | TOP | 2月25日(火)のつぶやき その3 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | miscellaneous