意見交換会

意見の交換を中心としたページ

屋根瓦の葺き替え

2014-04-02 23:16:41 | Weblog
 年度末は仕事でかなりバタバタとしましたが、もう少し続きそうです。そして、総会シーズンに入ってきました。建築士会でもあわただしく動いています。
 今週から屋根瓦の葺き替えをしています。おそらく築50年以上の住宅ですが、瓦も傷みが激しい。母屋は丸太、垂木も腐っていたりします。野地板はなく、竹を敷き、むしろのようなものが竹の上に敷かれていました。野地板まで撤去し、垂木はあまり見えない方向のものはそのまま使い、よく見える方向のものは取り替えました。どちらも波を打っている状態だったので、糸を張り、真っ直ぐになるように調整し、杉の野地板を貼りました。波風板、登り桟、広小舞は交換しました。後は、瓦屋が良く見えるように葺くだけです。

階段手すり設置

2014-03-18 23:33:22 | Weblog
 今日は、階段の手すりを設置しました。最近では付いているのが当たり前のことですが、以前も必要でしたがなぜかついてなくて今回設置しました。造りは今風のボードにクロス貼りの壁です。和風で柱が見えていればもっと簡単でしたが、下地の位置を探すのに苦労しました。ブラケットのベースとなる3cm×10.5cmの木を壁にビス止めし、そこに手すりのブラケットを取り付け、手すり棒を取り付けます。まずは手すりの角度ですが、真っ直ぐな直階段ではなくコの字型の曲り階段、階段に平行では取り付けられなくて使いやすいか何度もチェックしました。糸を張り位置を確認し、下地の間柱か胴縁の位置を探しました。下地の位置がわかれば、ブラケットのベースとなる木をビス止めし、ブラケット、手すり棒と取り付けました。後施工の手すりは、手間がかかります。

押入れの改修

2014-03-06 23:42:20 | Weblog
 今週から押入れの改修をしています。床は杉板で、腐っているのかシロアリか分かりませんが乗るのが怖いぐらいでした。壁は並ベニヤで、ブヨブヨでした。床は解体し、大引き・垂木の上に構造用合板・フロアー張りとしました。壁と天井は、予算がないのでできるだけ簡単にベニヤ張りとしました。今日、ベニヤを貼っていたのですが雪に邪魔をされ、目標としているところまで終われませんでした。

自然素材ばかりで作った家が完成しました。

2014-03-03 23:21:44 | Weblog
 もう施主に引き渡しは終わっていますが、私が理想とする家が完成しました。柱・梁等の構造材には、国産材を使用。内部の仕上げ材もほぼ国産材です。垂木や胴縁、天井下地に外材を少し使っています。内部はビニールクロスを避け、柱が見える真壁とし、クロスには珪藻土クロスを使っています。2階の床には1寸厚の杉の床板、1階にはナラや桜の無垢の板です。障害者住宅の為、車いすが通ることも考えての床の仕上げです。1階は、腰壁に桧の羽目板を貼っています。階段も無垢の桧。天井は、梁が化粧で見える構造です。ドアは健常者用のトイレのみで、他の開口部は全て無垢の木で作った片引き戸です。気持ちのいい家に仕上がっています。

ごちゃごちゃしてます。

2014-02-19 00:04:07 | Weblog
 現場が終わりかけているときに次の現場が始まりました。昨日、キッチンの改修ということで古いキッチンを撤去し、他の工事部分も業者に見てもらいました。そんな中、今日は前の現場の養生を上げに行きました。金曜日に完了検査があるので、この現場ももう少し気が抜けません。他に、別の現場の材料が作業場に入り私の親が木作りをしています。他にも見積もりをしている物件もあります。少しの間違いも許されないので、メモなどをしています。

大工工事は終わり

2014-02-13 23:58:14 | Weblog
 今日で大工工事は一通り終わりました。明日からクロス工事です。クロスが終わると完了検査を受け、エレベータも動かせ障害者の施主の便所が作れます。便器は据わっていますが、障害者用で別に作るものが必要になるので高さ等見てもらわないといけません。洗面化粧台も展示場で体に合ったものを選んでいます。家本体は自然素材をふんだんに使い気持ちの良いものになっています。先日もスロープやアプローチが完成したので、一度家に入ってもらいましたがスロープの勾配なんかは今使っているものよりも使いやすそうです。

急遽、変更。

2014-01-29 23:57:00 | Weblog
 今日は、障害者の施主が現場の様子を見に来られました。もう2・3日で、スロープも完成しで中にも入れそうですが急ぎでした。というのも玄関の正面の物入れを少し削り、玄関から見えるように飾り棚を作ってほしいようです。玄関を入って正面に、写真等を飾りたいということでした。それから、飾り棚を作るように変更した。私の家にも、妹の家にも玄関を入ると飾り棚があります。それを参考にしたのでしょうか。

見えないところには節がある

2014-01-27 23:51:41 | Weblog
 今日は、腰張りの笠木の部分を取り付けました。工業製品ではないので多少出が違っていっるので、笠木を入れるにもカンナでしゃっくたりして入れます。先週から張っている桧の腰板・笠木・幅木ですが、ムジに比べて安価な上小節の材料です。上小節といえば小さい節が少しあるというレベルで、使うときにはなるべく節が見えないように使っています。羽目板では、節のある部分は切り落とすように木を使ったり、冷蔵庫などで隠れる部分に使うようにしています。表から見える部分には節はないように見えますが、裏側には節があるのです。羽目板は薄いので表に節がなければ裏にもあまりないのですが、巾木ではけっこう多く節があります。きれいに見えている桧の板も、見えない部分には節が多くあるのです。材料を作るときも、削り過ぎて節が出てくるので見える部分はあまり削らないようにしています。

2階床の塗装

2014-01-23 23:53:37 | Weblog
 昨日に続き、腰張りの下地を取り付けました。幅木もほぼ取り付けられ、夕方には桧の羽目板を腰板として打ち始めました。下地のとめ付けは、幅木がしゃっくているので腰板と幅木の出によって下地の打つ位置も少々変わります。腰板と幅木に隙間があると格好が悪いからです。また外壁廻りは筋違がシングルなので問題ないのですが、間仕切り壁は筋違がたすき掛けに入っている部分もあり下地の裏をしゃっくたりとかなり手間がかかりました。真壁に仕上げているので、大壁のように簡単ではありませんでした。
 今日は完成した2階の床の塗装も始まりました。本当は床も含めて自然素材なのでワックスや自然塗料を考えていたのですが、何かをこぼした時にシミにならないようにしてほしいと施主より依頼がありました。ワックスや自然塗料よりも、表面に膜を張る塗料にペンキ屋と相談しながら決めました。今日は下塗り・サンダー掛け・下塗りをしたみたいです。丁寧な仕事ぶりでした。

桧の腰張り

2014-01-22 23:51:04 | Weblog
 今日から腰板張をしています。腰張に入る前に、幅木を取り付けています。施工方法はいろいろありますが、おさまりの関係から教科書にも出てくるようなきっちりとした施工を選びました。普段なら、ボードなり板なりを打ち付けその上に幅木を打つのですが、今回は幅木が薄くなり過ぎるので、先に幅木取付け、巾木にはめ込むように腰板を貼っていきます。利点は、幅木が分厚く掃除機等が当たっても変形しにくいガッチリとしています。今回は、腰板も幅木も無垢の桧で上小節を使います。問題点は、幅木を作るのに溝を掘ったり、しゃくったりと手間がかかるのです。また、分厚いので、幅木を取り付ける時に木口を木殺しして入れています。