Caroの住人たち~Caroどうぶつ病院のスタッフブログ~

Caroどうぶつ病院の看板犬・猫などのスタッフ紹介や院長のひとり言、院内の様子や新情報、病気のお話などを紹介します。

夕涼み会

2010年07月26日 19時35分49秒 | 休日ネタ
先週の土曜日は、午後を休診日とさせていただきました。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

特に身内に不幸があったわけではなく、娘の保育園の行事(夕涼み会)に参加するため、お休みをいただきました。

今の保育園に行くことになってから、なかなか行事に参加することができなかったので、今回は思い切って参加することにしたのです。

夕涼みとはいっても、やはりこの暑~いさなかでの会だったので、古~い空調設備のお部屋は、冷却効率が全くもって追い付かず、野外よりも暑いっ…といった感じでした。

早々に屋上に移動し、夕涼み会で恒例の金魚すくいをしました。
2歳の娘は、金魚の動きには当然ついていけず、結局はママがノルマである二匹をすくい上げたのでした(ノルマが達成できないと、次の人に順番がまわらないのです…)。


私は今まで、縁日などですくい上げた金魚は、数日中にお別れをすることが多々ありました。
お魚さんを飼うことに慣れていない人間が、いきなり強制的に持ち帰ることになるのですから、しょうがないとは思いますが、動物(主として哺乳類)の命を救う身としては、今年こそはっ!!!と使命感を感じておりました。


が…、小さいほうの金魚ちゃんはあえ無く三日目に死亡…。


もう一方の大きい子も一時期口をパクパクさせて危険な状態でしたが、何とか生還し、今は見た目上は非常に元気な状態です


そろそろ名前をつけなくては…と思っているものの、名前を付けた瞬間にお別れするようなことになると…と思うとあまりその気になれません。

どなたかに、金魚の「正しい」飼い方&「育て方」を教えて頂きたいものです。

当然、保育園ではあまり教えてくれませんしね~…。








ECOキャップ運動

2010年07月16日 19時54分01秒 | その他のお話
今回は、ECOキャップ運動について少し話をさせてください。

御存じの方は少しお付き合いくださいネ。

ECOキャップ運動とは、エコキャップ推進協会(NPO法人)が活動をしているもので、ペットボトルのキャップの分別回収し再資源化を行うことで、CO2の発生抑制とその売却益で世界の子供にワクチンを届ける…といったような活動です。

今回、私の所属する埼玉県獣医師会の南第一支部(ややこしいくくりですね)では、社会貢献事業の一つの取り組みとして、このECOキャップ運動に参加することにしたのです。

社会貢献…なんだか上から目線で偉そうですが、社会のために何かできる事があるのであれば、その運動を始める事は悪いことではないですよね。


エコキャップの活動は非常に地道で、800個集めてようやくポリオワクチン一人分にしかなりません。
CO2にしても6.3g分の削減が見込まれるそうです(イメージできませんねっ)。


大事なのは、その結果ではなく、プロセスですよねっ。

一人ひとりの人たちが、自分たちにできる事を、まず、始めることだと思います。

私の病院でもエコキャップの回収ケースを用意しました(近日リニューアル予定)ので、一個からでも構いませんので気になった時に、持ってきて頂ければ幸いです。
もちろん、いっぱい持ってきて頂き、受付に渡して下さっても構いません。


時々そのような運動をしていることを思い出して下さると嬉しいです。


ちなみに私自身も今後、地域の皆さんや社会の人々や地球に何かできる事があれば、少しずつ行動を起こしたいと思っております。


皆さんも少しずつ何かを始めてみませんか?


猫の口内炎

2010年07月06日 22時04分42秒 | 病気のお話
先日、またまたセミナーに行ってきました。

今回は、猫の歯周病と目の感染症に関してのセミナーでした。


猫の歯周病は、ここ数年、すごーく増えているような気がします。
昔は、エイズや白血病などの免疫力が低下する感染症が多かったので、免疫力の低下からよく口内炎にかかる猫ちゃんをみることが多かったですね。

でも最近は、家の中だけで飼われる猫の間で口内炎の発生が多くなった気がします。
特に2歳位の若い子での発生も増えています。


先日のセミナーでは口内炎になる原因がなにか?についてのお話がありました。

口内炎の原因は本当にたくさんありますが、その一つ一つの原因を無くしていくことが大切だという話でした。

その中でも、最近はカリシウイルスが大きな原因になっているという事がわかってきました。

カリシウイルスの病原性を弱くするためには、その子自身のウイルスに対するしっかりとした抗体の存在が不可欠です。
つまり、しっかりとしたワクチン接種が重要!!!ということでした。(さすが、ワクチン会社主催のセミナー…)でも、実際、やはり予防できるものに関してはしっかりと行う方が歯肉炎になる可能性が低くなりますので、その方が良いと思います。

室内で飼われる猫ちゃんが増え、交通事故やエイズなどの怖い伝染病にかかる可能性が低くなったのは、本当に良いことですが、反面、室内での心理的なストレスなども多くなっているのも、実は口内炎の発生や鼻気管炎ウイルス(ヘルペスウイルス)の再発症に強く関っているといわれております。


また、今も昔も変わりませんが、歯垢や歯石も歯肉炎の要因になりますので、普段から衛生的に保つことも重要ですね。ついてしまったものに関しては物理的に取るしかありませんが、予防として、歯の表面に細菌の塊が付きにくくするような天然酵素(ラクトフェリンなど)が入っているジェルもありますので、試してみたい方は相談してくださいね。

内科的な治療を色々試してもどうしても効果がいまいちで特に本人の食欲が全くなくなるような猫ちゃんの場合は、可哀想ですが、副作用のあるステロイド治療でしのぐか、外科的に抜歯する(ほとんどすべての歯を取った場合、予後がかなり改善される確率が上がるそうです)しかない…というのが現状です。

ただし、猫科の動物の歯は主に獲物を「噛む、引き裂く」だけにしか使っていません。人間の歯のように食べ物を磨り潰す必要がなく、ほとんど丸のみで食事をするため、狩りをする必要がなくなってしまった現代の猫ちゃんには、歯はあまり必要ではないのです(もちろんあった方がよいですよね)。


人間の場合、歯がなくなってしまうと、アゴの骨が4分の1位の薄さになってしまい、アゴ自体の形が変形するようです。しかし、猫ちゃんの場合、アゴの厚さは人ほどの変化がなく、アゴの形そのものや口の動きは今までどうりであるとの報告があるそうです。


本人のクオリティー・オヴ・ライフ(生活の質)は抜歯によって改善する可能性が高まるようです。


とはいえども、実際、そのような話をしてもなかなか受け入れられない飼い主さんも多いのは現状ですし、こちらもわかってはいても、少しでも歯を残してあげたい…という気持ちはやはりあるので、少しずつ抜歯する方法をとることが多いですね。