Caroの住人たち~Caroどうぶつ病院のスタッフブログ~

Caroどうぶつ病院の看板犬・猫などのスタッフ紹介や院長のひとり言、院内の様子や新情報、病気のお話などを紹介します。

犬と猫の認知症

2015年12月04日 23時51分26秒 | 病気のお話

先月末、仕事終わりに動物行動学の勉強会(日本獣医生命科学大学の入交先生)に行ってきました。

会場が渋谷…

普段はまず行かない場所&診察後に行ったため、当然開始時刻の19時半には間に合わず…。

でも、後半の認知症(認知機能不全症候群)の講義には間に合いました。

 

認知症は、人と同様、高齢の犬や猫にも関りのある病気です。

人も動物も、昔より医療が発達し、寿命がのびてきております。

犬では、11-12歳の犬の28%、15-16歳の犬の約68%が1つ以上の認知機能障害がある…

猫では、11~14歳の猫の30%、15歳以上の猫の約50%に同様の兆候がある

という論文があるそうです。けっこう多いっ

 

認知症は、いわゆる正常な「老い」とは違い、立派な病気です。

脳が急激に委縮し、脳室が拡大し、神経細胞の数がどんどん減っていく病気です。

 

どんな症状があるのか?というと、

見当識障害…迷子、ドアの開く側がわからない

相互反応変化…いつもやっていた事が出来ない。お父さんを認識できず唸るなど

睡眠、行動の変化…夜泣き、徘徊

トイレトレーニングを忘れる…トイレに行くことを忘れる。トイレがわからなくなる。

活動性の変化…鬱。ずっと動き続ける。

など、人と似てますね。

 

治療法はあるのか???

残念ながら、多少の改善はありますが、完治はできません。進行を緩めて、互いのQOL(生活の質)を高めることを目標にします。

治療法は、大きく4つに分けられます。

 環境修正・・・動物にやさしい環境をつくる! 例としては、トイレを行きやすくする、足元に滑りどめマットをひく、家具の大移動は控える など

 行動修正…ストレスのない環境を作ってあげて、脳に刺激を与える

犬を叱らない、適度な運動、頭を使わせる遊び(穴を空けたカプセルの中にご飯を入れて、遊ばせながらご褒美を与える…など)、頻繁にトイレに行かせてあげる(人の場合も、事あるごとにトイレに行こうと声をかけるそうです)

 栄養療法…脳は酸化物質であるフリーラジカルに弱いっ

DHA(ドコサヒキサ・・・)、EPA(エイコタペンタ・・・)や抗酸化物質を多く含んだサプリを与える。

⇒市販の食事では、Hill’sのPRO健康ガードの「脳」という製品には、色々な栄養素が詰まっているのでお勧めです。

むかし同メーカーで、動物病院でのみ扱っていたb/dという製品があったのですが、その復刻版だそうです。

 薬物療法

いくつかのエビデンスのある薬が出てきているようですので、興味のある方は、サプリと一緒に試しても良いと思います。

また、人用の漢方(抑肝散)を動物に使用することもあるそうです。

 

認知症はごく初期に見つかれば、その進行をより緩やかにすることができます。

かなり進行した状態になると、人も動物もお互いに、ストレスを感じるような状況が生まれます。

普段から、今まででは起こらなかった何気ない変化に気づくことで、人と動物たちのQOLをより高めることができると思います。

動物をその命のある限り、最期の瞬間まで看てあげることは大切ですが、ご自分だけで背負ってしまうと、大変ですよね。

「この頃年とったかな~」と感じたら、まずはスタッフにお声掛けくださいネ。

 


マダニ初観測!

2014年04月04日 18時11分29秒 | 病気のお話
こんにちわ。

近頃は暖かい日が増えて、急に春らしくなりましたね。

自宅の庭の草花が、春の光を浴びて生き生きとしてくるの見て、私はちょっとした幸せを毎日感じています

先週から桜も開花しましたね。

きれいだな~と思っていたら、

ここ2,3日のすさまじい「雨と風」で、もう桜の花びらが大分、散ってしまいましたね…

せめて、娘の入学式(皆様にはご迷惑をお掛けしますが、4月8日の午前中はお休みさせて下さい)までに、もう少し桜の木には頑張ってほしいものです。



話は変わりますが、この暖かさで、マダニもそろそろ活動を始めたようです。

本日、今年になって初めて、ダニに感染したワンちゃんの来院がありました。
しかも今日だけで2件もありました

ボーダーコリーさんは河川敷に2日前に行った…とおっしゃっていたので、ま~そうかな~と思いましたが、

もう一匹のダックスさんは、公園とかにも行かず、普通にアスファルト中心に散歩されていた…とのことでした。

…という事は、そこらへんの道端の草むらでもう彼らが繁殖し始めているという事に…


ダニの写真を載せるのも気が引けたので、今回は「写真なし」ですが、皆さんもそろそろ気をつけて頂いた方が良いでしょう。

お散歩の時の注意点

草むらに入る時は、ダニが居るかもと思って用心して下さい。
お散歩から帰ってきたら、ブラシなどをかけてあげて、体にダニがついていないか確認してください。
ダニが付いていたら、無理やり取らないでください。
ダニ駆除剤を体につけ、ついでに直接ダニに1滴かけて下さい。
それでも落ちない時は、病院に相談して下さい。

注意
皮膚に付いて吸血しているダニを無理やり取ろうとすると、ダニの口が残ってしまいます。
ダニは口からセメントのような物質を出して、ワンちゃんの皮膚にがっちりとくっついているので、取るのは至難の業です。

もちろん、余裕があれば、4月~10月ごろまでは、ダニの予防・駆虫薬を事前につけて頂いた方が良いです。
Caroどうぶつ病院では、4種類のお薬をご用意しておりますので、御興味があればお声をお掛け下さい。お得なキャンペーンも行っております。

では、お大事に~

夏と言えば…

2013年07月30日 16時28分15秒 | 病気のお話
ムシムシの夏が始まりましたね。

夏に多い病気と言えば、皮膚病、熱中症、外耳炎…等でしょうか。


皮膚病といえば…先日、皮膚病のセミナーでお聞きした内容の一部をご紹介します。

動物たちも人間と同じように、汗をかきます。

でも犬や猫では、その汗が出る部分(汗腺)は、人の全身に存在するエックリン腺ではなく、人の脇などに存在するアポクリン腺で、べたつきのある汗を毛穴からじわじわと出しています。

犬は汗をかかない…とよく言われますが、じつはそうではなく、べたべたの汗を毛穴から少しずつ出しているのです。
そしてそのような汗は、高温である夏季や豊富な下毛(注意:フワフワした毛の下の方に生えている毛の事です)をもつ動物や、皮膚炎を起こしているアトピーなどの動物で良く出るそうです。

犬の表皮の平均的なPH(7.4)は、人の表皮のPH(4.8)と比べてかなり高いので、より、細菌が増殖し易い環境にあるそうです。ちなみに猫は犬より酸性なので、細菌による皮膚炎はほとんどありません。
アポクリン腺からの汗は、表皮のPHをてしまうので、細菌の増殖もしやすくなるのだと考えられます。

前回の皮膚科学会の講義で、人のアトピーの先生もおっしゃっていましたが、赤ちゃんや子供のアトピーでの治療では、とにかく汗を良く拭いてあげる事だ…とおっしゃっていました。
犬の皮膚病の管理方法としても、同様な事が言えるんでしょうね。


夏になると、特に皮膚病が悪化してしまうワンちゃんは、とにかく下毛を減らす事が大事だそうです。
つまり、サマーカットや下毛抜きをすることで、皮膚の空気の流れが出て、細菌やカビの増殖を防ぐことができるのです。

また、シャンプーもある程度まめに(1週間に1~2回)、その子に合った適切なシャンプーをするだけでも、薬を使わずに皮膚病をコントロールできる子も多いそうです。
シャンプーの仕方としても、やはり少し漬け置きする時間(10分位)があった方がよりベターなようです。

さっそく試してみて下さいネ。まーとは言っても、大変ですよね~…。シャンプーしている人の方が汗だくですよね。


あと、日焼けの話があったので、少し追記します。
犬も猫も、人同様に日焼けをします。
ただ、体のほとんどを毛で覆われているので、それほど気にする必要はありませんが~
毛の生えていない部分、特に鼻先や耳先などは要注意です。

危険のある要因を上げますと…
   白色系 > 黒色系
   短毛種 > 長毛種
マズルが長い > マズルが短い
   立ち耳 > 垂れ耳

白色の立ち耳の猫ちゃんは、耳に皮膚ガンができやすいのもおそらくその理由でしょう…

なので、夏に一緒に海に行ったりする場合は、SPFが20~30の弱めの日焼け止めを鼻先や耳、毛の薄いところに塗ってあげて下さいネ。
SPFがあまり高いと犬の皮膚は薄いので刺激が強いかもしれませんので、低めが良いそうですよ~。


では、良い夏休みを~…。
とはいっても、学生以外は夏休みなどほとんどないですよね。
当然、Caroどうぶつ病院も今のところ、一日もありません。

ではでは


マダニの予防について

2013年03月30日 16時38分49秒 | 病気のお話
昨今、マダニが媒介する病気の件で人の方でだいぶ問題になっていますね。

今のところは、犬、猫などでマダニを媒介したウイルスによって、人のような重症熱性血小板減少症になったの報告はないそうです。
ただし、原因のわからない「特発性」と言われているような血小板減少症は、犬や猫などでもよくみられます。

人でも、中国で集団発生してようやくその原因が解明されたような新しい病気(ウイルス)なので、犬や猫などの動物でもかなり特殊なウイルスの検査を行わないと、その原因は解明されないと思います。
そういう意味では、特定されていないけど、存在している可能性は十分にあると思います。

今までも、関西地方などでは、バベシアという非常に小さな虫がダニの吸血によって、犬の体に入って貧血を起こす事は、良く知られています。
今のところ、関東地方では、気候的にまだまだそのような病気で貧血になったという報告はあまりありません。
そのため、今までは、関東以北の飼い主さんや場合によっては獣医さんでもダニで命にかかわる病気にかかってしまう…という認識が薄かったかもしれませんね。


あまり、過敏になりすぎるのも良くはないと思いますが、まだまだ、未知の病気、病原体はたくさんあるとという事は認識して頂いた方が良いと思います。


ひとまず、今できる事は、飼っている動物達がそのような病原体に接触する機会を極力減らして、人にそのような病原体が入らないようにする!という事だと思います。


そのような機会を減らすには…
草むらに入らないようにする。
散歩から帰ってきたらブラシをかけてノミやダニを落とす。
予防薬や駆除薬を投与する。
という事になりますね。

さて、ノミやダニの駆除剤、予防薬には色々な種類のものがあります。

病院で売られているお薬、ホームセンターなどで売られているお薬等…さまざまなものがありますが、病院でお出しできる薬に関しては、安全性が非常に高い物がほとんどです。一部、犬だけに使用できるもの(猫はダメ)なものはありますが、病院では安心してお使いできるものになります。中には売りだすときに、10本単位で飲ませても大丈夫でした…という安全試験をして売り出したメーカーさんもあったような気がします。ちょっとやりすぎ!?

ホームセンターで手に入るものに関しては、色々な成分のものがありますが、成分をみると、中毒を起こしやすい成分の物を使用していることがありますので、その点は飼い主さんの責任のもと十分に注意(舐めないような場所に投与!舐めさせない!!!)して使用して下さい。

当院では今のところ、4種類の予防薬を常時置いております。

1、フロントライン・プラス:スポット剤。ノミとダニの親虫の駆除薬(フィプロニル)とノミの卵や幼虫の発育を防止する薬が入っています。先発薬でその安全性は非常に高いです。

2、マイフリーガード:スポット剤。先発薬である、フロントラインのジェネリック薬品です(値段が安くリーズナブル)。成分はフィプロニルが入っているため、ダニに対する作用はフロントライン・プラスと同じですが、ノミの発育防止剤は入っていません。

3、フォートレオン:スポット剤。ネコには使用はできません。ノミ、ダニの駆除剤ですが、同時に虫を寄せ付けない作用(忌避効果)があります。毛先まで浸透する薬なので、シャンプーをこまめにする場合(効果が落ちる)や一緒に寝る場合、赤ちゃんなどがいるお宅ではあまりお勧めできません。ただし、虫そのものが寄ってこなくなるので、蚊が虫が寄りにくく、他の薬のように一度ダニなどが皮膚を刺さなくても効果がある為、ダニに噛まれる可能性が下がります。キャンプなどに行く前に使う或いは外飼いのワンちゃんには良いと思います。

4、コンフォティス:内服薬です。ノミ、ダニの駆除薬です。ノミ薬なので、シャンプーをこまめにする飼い主さんには良いと思います。
一昨年頃から出た比較的新しいお薬です。製薬会社は世界的に有名な会社なので製品としては信頼性があります。投与後の効きが早いという利点もあります。

また、その他の薬についても飼い主さんのご希望があれば、まとめての購入であればご用意することができますので、お希望があればご相談ください。

どの薬が一番良い…ということはありません。
飼い主さんと動物との生活スタイルに合わせて、最適なお薬を選んで頂けると良いと思います。
マイフリーガードに関しては、3~5月に5本以上お買い求め頂いた方にはもう一本おまけをつけております。この機会に良ければご利用ください。
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異物誤食

2013年02月19日 09時46分12秒 | 病気のお話
お久しぶりです。
カロどうぶつ病院の院長です。

今回は、異物:本来食べる物でない物 を間違って食べてしまって具合が悪くなる病気についてお話します。

昨年末~今月までの間に、なぜか異物の誤食による腸閉そくが急増しております

もちろん、食べたものが口食道十二指腸空腸回腸結腸直腸肛門
のように順調に通過してくれるのであれば、全く問題ありません。

ただ、物理的に大きすぎる物や、ひも状の異物は運が良くないとなかなか通過していきません

子猫はストッキングとゴムひもをそれぞれ一回ずつ(二回手術で摘出)。


ワンちゃんは、4~5年前に無くなったおもちゃが突然胃の出口に塞がり、急性黄疸に…


マスクをまるまる一つ食べてしまった子


などなど。


あまり季節とは関係のない病気のようですが、最近では月に二回くらいの頻度で開腹手術をしなければいけない状況が続いております。

人間の赤ちゃんとかと同じで、発育途中の動物さんは、何でもかんでも口に入れてしまう癖があります。
これはもうそういうものだと理解するしかないですね。

また、ワンちゃんに多い事故で、異物を口にしているところを発見して、取り上げようとしたら…飲み込んでしまった…
みたいな事も非常に多いですね。
慌てず、好きなおやつなどで興味を惹かせるなどの対応が必要ですね。

年齢的には2歳くらいまでは、異物を食べてしまう事が多い気がしますので特に注意しましょう。


このような異物誤食の事故は、普段の心遣いで回避することができます。
結果的に手術…というのは本当に可哀想ですから、なるべくリスクを回避しましょう

赤ちゃんをお留守番させる時や、目を離すときに食べそうなもの(ゴミ箱など)は近くに置かないのと同じですよね。

留守中は、可哀想と思われるかもしれませんが、動物用のサークルに入れてあげるのが一番かと思います。
もちろん、ある程度の広さとイタヅラされないようなトイレは置いておいた方が良いでしょう。
ただし、ダックスさんなどは、不満を解消させるためにペットシーツなどをビリビリにする事があるので、うちのカロはタオルのみ敷くようにしています。

また、おもちゃなども破損しそうな物は買わないようにする(売っている物が全て良い物ではありません)
良いおもちゃでも、チワワさんとフレンチブルさんとでは、噛む力が違うので、その子その子にあったおもちゃ(これはガムも同様です)を使うようにしてあげて下さい。
そして遊び終わったら必ず片づけておきましょう


飼い主さんとの距離がものすごく近すぎて、精神的に弱くなってしまう子も多いのも事実です。
なるべく適度な距離感を持って、接してあげる事が、お互いにとっての良い関係を保つ事が必要ですね。

突然の麻痺・・・。

2012年10月26日 15時33分40秒 | 病気のお話
今年は、昨年と比べて、ダックスさんの椎間板ヘルニアで来院される方が多くみられました。

その中でも、痛覚が消失している重症例では、残念ながら手術をする必要がありました。

手術後に、麻痺がほとんど無くなり、元気に歩く子や喜んでくださる飼い主さんをみると、手術して本当に良かった~と思います。

全ての子が手術をして治るのであれば良いですが、実際はかなり進行してから手術をすることが多いので、中には麻痺が残ってしまう子もいます。
先日の獣医神経病学会会長の諸角先生のレクチャーでもグレードⅤ(最も重症例)で治る可能性は50%とお話されていました。


こちらの病院では、数年前に病院のすぐ近くに画像診断センターのCAMICさんができたので、後ろ足の麻痺した症例などは飼い主さんの希望があればすぐに、MRIを撮って頂いております。すぐ近くにそのような施設があることで、本当に助かっています。
4~5年前までは、大学病院でMRI/CTや地域の大~きな動物病院でCT検査を撮るしかなかったですからね…。

ちなみに、Caroどうぶつ病院では、手術器具、手術スタッフの関係上、現在は院長が勤務をしていました病院にご協力頂いて手術をさせていただいております。ご理解ください。


後ろ足の麻痺でも、全てが椎間板ヘルニアではありません。
脊椎骨折、脊髄内腫瘍、脊椎炎など、頻度はそれほど多くはありませんが、色々な原因があります。

そのようなもののほとんどは、一般的なレントゲン検査では診断が難しいことがほとんどです。

先日、当院に来院された患者さんも同じような症状(後ろ足の麻痺)でいらっしゃいました。

当院での仮診断は脊髄梗塞。
飼い主さんのご協力もあり、さっそく次の日にMRIを撮って頂きました。


真ん中の「もやもや」所見が異常所見です。

梗塞場所にしては前足の麻痺はありませんが、やはり脊髄梗塞でした。詳しくは、線維軟骨塞栓症、という長ったらしい名前です。
この場合は、麻痺の程度が軽ければ、時間はかかりますが、内科療法のみで治ることが多いといわれています。

まだまだ経過をしっかりと見る必要がありますが、今も飼い主さんともども希望を持って通院して頂いております。
がんばれ~


気温の変化にご用心!

2012年07月21日 00時18分33秒 | 病気のお話
関東地方も先日、梅雨明けになりましたね。

特に先週は本当に夏真っ盛りのような日々でしたね。

動物たちもここ1~2週間は、気温の変化についていけていないようです…。

人と一緒で夏バテ気味の子たちも多く、特に毛の多い柴系のワンちゃんの食欲低下が多い気がします。

病気では、先週のメチャメチャ暑~い日の後に出血性大腸炎になる子が相次ぎました…。
その場合は、特に脱水しないように努めますが、大抵の場合、嘔吐が一緒に起こりますので、急いで病院で点滴或いは皮下補液を受けましょう。

また、やはり定番の外耳道炎も多いですね。
気づいたら、片方の耳が真っ赤になって耳ダレが出ていたりします…。
この場合もなるだけ早めに来院して下さいね。


余談ですが、院長はおなかに皮下脂肪がないせいか、急激な温度変化に非常に弱く…
暑い屋外から急に冷房の利いた空間に入ると、とたんにおなかが痛くなります。
だからというわけではないですが、暑さに体を慣らすために、極力冷房の利いた部屋には居ないようにしています。
最近では、倉庫スペースの隠れ家で扇風機かけて涼んでいます。
あまり暑すぎても困りますが、夏はある程度暑い方が良いと思っているのは私だけでしょうか???


色々とあった五月でした…

2012年06月02日 10時31分02秒 | 病気のお話
3年目の春を迎えたカロ動物病院ですが…。

お陰様で、5月はなにかと大変な月でした。

気づけば…もう6月。

今日明日にも、南日本では梅雨入りのようですね。

梅雨前のこの少し過ごしやすい時期に、遠出をしたくなるのは私だけでしょうか?
現実逃避ですかね~???

6月は、埼玉県獣医師会の総会や麻酔外科学会などがあり、通院されています患者さんには何かとご迷惑をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

ということで、休診のお知らせです。

6月9日(土)は休診
6月10日(日)は8時~9時まで予約診察、その後は休診とさせていただきます。



最近は、そろそろ10万キロを達成する往診車(車検が間近、マジか???)の買い替えを検討中で、休みになると、中古車販売店や新車販売店を訪ねております。
たいていは、家族も引き連れて行きます。
そのため、4歳の子は車屋さんに行くと、チヤホヤされるため、当然のようにキッズルームとおもちゃとジュースとお菓子が付いてくる…と思っております。
確かに間違ってないですが、お店に着いていきなり「ジュース!!!」とせがんできます…。
ヤレヤレ…
まあ、お客さんとしてチヤホヤされるのは、こんな時位だから、良いかな~なんて思ったりしております。

色々回っていて面白いのが、販売員の方も色々なタイプの方がいらっしゃるところです。
「口のうまい典型的なタイプだが、笑い方がどことなくぎこちない方」
「人との話がうまくかみ合わなく、ごまかそうとすると目をそらすので、ばればれな方」
「お笑い芸人のように良く笑う、人懐っこい方」
「質問すると、数秒間、ダンマリをされる方」
などなど…。
こちらとしては、単なる販売者でなく、購入者の事を親身になって考えて下さる方とお付き合いしたいンですけどね~…。
これは、私たち動物病院も同じかもしれませんね。



追伸
フィラリアの予防を忘れている方は居ませんか~?

春ですね。

2012年04月12日 16時00分50秒 | 病気のお話
今日は本当に暖かく、最高気温が20度。日向ならかきますね。

病院がお休みだったので、久しぶりに近くの公園に行ってきました。

案の定、昨日の嵐で、だいぶ花びらが落ちていて、もう葉桜になっている桜の木もありました。

それでも、時折吹く風がさわやかで、花弁が舞って綺麗な桜吹雪を見ることができました。

春と言えば、やっぱり桜ですね。




話は変わり…
今月から、狂犬病の集合注射がはじまりましたね。

院長も先日、グリーンセンターの駐車場で午後に注射をひたすらひたすらうってきました。

珍しい犬種では、ボルゾイと、チャイニーズ・クレステッド・ドックが来てました。
毛のないワンちゃんに注射をするのは、なんとな~く気がひけてしまうのは私だけでしょうか…。

当日は、獣医師は3人で行いましたが、1時間半の予定時間中に390匹も犬ちゃんが来ました。

そうなると、もう何が何だかわかりませんね…。

一分間にえ~と4.3匹だから~、14秒に1匹の配分でうっていた事になりますかね…。

そのせいか、その後から少し首が痛くなり、しばらく整骨院通いになりそうです。


狂犬病の集合注射に行かれない方は、Caro動物病院でもできますので、遠慮なくお声をかけてください。

特に、犬同士で興奮する子や多頭飼いの方、飼い主さんが注射の時に抑えられない方などは、会場で犬同士や犬と人の事故が起こる可能性がありますので、病院でうたれた方が良いかもしれません。

当院では、狂犬病の注射だけの場合でも、しっかりと一般的な健康状態を診てから注射を行いますので、健康状態が気になる方は遠慮なくご相談ください。

また、他のワンちゃんが苦手な方は、往診や午後の診察前に時間がある日だけですが、予約で診察をお受けしますので、ご連絡ください




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高齢期疾患のセミナーに行ってきました。

2011年02月15日 18時45分47秒 | 病気のお話
先日の日曜日に高齢期疾患のセミナーに行ってきました。

このセミナーは、某有名ペットフード会社が主催するセミナーで、毎年この時期に東京会場では、日比谷の帝国ホテルで開催されます。
このセミナーの「売り」としては、本来の趣旨とやや外れますが、夜から開催されるため帝国ホテルの軽食がつくという事です。
要するに、デザートバイキングです。
当日、デザートが食べられるのは小休憩中の10分位しかない為、休憩時間に知り合いの獣医さんと話をする傍ら、デザートを必死で食べる…。という休憩とは言えない状況が起こります。

もちろん、食べるのがメインではありますが、サブであるセミナーもちゃんと聞いてきました。あたりまえか…。

セミナーは高齢期の犬・猫に関する「経営的な話」と「病気の話」の二部構成でした。

経営的な話は、みなさんあまり興味がなかったようでしたが、高齢と言われている犬では7~11歳の子を飼っている飼い主さんの年齢の話が意外でした。R50(Round 50)、つまり40代後半~60代前半の飼い主さんが高齢の犬を飼っている人の約70%を占める…。という話でした。なんでも「しらけ」世代と言われているそうで、ミニカー世代とも言われているようです。会場にいらっしゃったR50の方々はどのように思われたんでしょうね…。

さて、今回お話したいのは、病気の話ですね。

高齢の動物の特徴として
1、睡眠時間の増加、活動性の低下
2、食事量は増えるが、体重は減る
3、突然の環境変化への適応力の低下、免疫力の低下 などですね。

高齢になるとやはり、消化能力が低下しますので、食べても食べてもあまり太りません。
人間の場合もそうだと思いますが、おじいちゃんやおばあちゃんで太った体系の方は少ないですよね。
ただし、年を経るにしたがって、腫瘍やホルモンの病気(猫だと甲状腺機能亢進症)を患ってしまう可能性が高まります。
そこでっその子の体重減少が病気などの影響か?単なる減量の途中なのか?の判断として、月ごとの体重の減少率をみるのも良いそうです。

大まかにいいますと、

6か月の間にひと月に体重が前の月より2%以下の範囲で減少している場合は、それほど問題がない…。
逆に、2%以上の減少がある場合は、何らかの対応、或いは原因追究をした方が良いとのことでした。

参考にして頂けたら…と思います。もちろん、元気がないとかの場合は相談して頂いた方がよいですね。

また、食欲が落ちるというより、高齢になると味覚や嗅覚が低下したり、歯周病が悪化する事が多い為、食事に対しては今まで食べた物より嗜好性のある食べ物(つまり~おいしい物)だけを食べる傾向が強くなるようです。
食事を温めたり、食欲が増すようにおいしい物を混ぜてあげるなどの工夫が必要そうですね。

ちなみに、可溶化繊維と抗酸化物質と不飽和脂肪酸のすべてが多く入っている総合栄養食を食べさせると、寿命をより長くするエビデンスがでているそうです。詳しくは当院まで…(処方食メーカーのまわし者ではありませんよ~

その他に、セミナーでは腎臓病や肝臓病、心臓病、関節炎、認知症などなど、高齢期に起こる可能性の高い病気についてどう診断したらよいか?を体系的に教えていただきました。

最後に…

「老化」は避けられないものですが、老化によっておこる病気をより早期に見つけだすことで、動物たちのQOL:Quality of Life(生活の質)を上げることができるのではないでしょうか?

人は、動物も人と同じように老化が起こり、それに伴い「様々な病気が起こる」ということを動物を飼われる時点でしっかりと覚悟する必要があると私は思いますし、そのような状況になっても「最後まで動物に尽くしてあげる(治療をしなければいけないという意味ではなく最後まで看てあげるっという意味です)」という気持ちをもって頂けると嬉しいです。