ダイアン・アーバスについてもっと知りたくなった
毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~
ロバート・ダウニーjr.が出ている実在の女流写真家の話、くらいしか内容をしらない、という殆ど予備知識ナシで観た
前半部分のロバート・ダウニーjr.は眼だけしか見えない
それでも、その切ない眼差しと独特の物腰ですぐ彼だとわかってしまう辺りはさすが
私自身、ロバート・ダウニーjr.も二コール・キッドマンも大好きなので、その二人をまとめて観る事ができる、というだけで十分感動的な作品だった
しかも、その映像がとても雰囲気があって美しい
でも、ふと冷静になると・・・・・
その内容はかなり衝撃的
大体タイトルからしてちょっと安っぽくて気に入らないのだけれど、でも、このタイトルこそが作品の内容をちゃんと表しているじゃないか、と言われれば否定は出来ない
この映画をきっかけにして、ダイアン・バースという写真家について少しだけネットで調べてみた
両性具有者やヌーディストなど、ちょっと変わった人々を撮り続けた人らしい
この物語はそんな彼女の作品に"Inspire"されて作られた、と冒頭に説明が入った
(ライアンのモデルとなった人の写真も残されている)
実在の人物を描いているけれど、あくまでもその物語は"創作"というわけ
この映画から、彼女がどうして"変わったもの"に執着したのか、まではわからなかったけれど、彼女が"変わったもの"を嫌わなくなった理由はなんとなく伝わってきたような気がする
どうせなら、映画を観る前にもっと彼女のことを知っていたかった、と感じた
とにかく・・・・・
全編独特のエロチックな雰囲気に溢れていて、二コール・キッドマンは人形のように美しい
万人に受ける作品ではないかもしれないけれど、色んな意味で一見の価値アリ・・・じゃないかな
(ロバート・ダウニーjr.好きだからそう思うだけか・・・?)
(2007/8/16 DVD)
製作に、ダイアン・アーバスの伝記作家が絡んでいますね。僕はまだ伝記を読んでいないんですが、たぶん、彼女の幼少期か少女期に、豹変する資質が隠されているんでしょうね。