東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

東北応援・絆ツアー③・・・

2013-11-16 15:38:53 | 日記
 翌日の秋田、岩手地方は雨模様…

秋田県鹿角市の湯瀬温泉郷・・・
雨に煙る山並みや濡れ落ち葉に、鄙びた温泉地特有の物悲しさが増幅される。

露天風呂で温まり、バイキングの朝食をいただき出発する。
来た道を戻る格好で十和田湖とは反対方向、岩手県を南下して小岩井牧場や南部鉄器の工場見学、わんこそばに挑戦したり宮沢賢治記念館などを回りながら、花巻温泉をめざして移動するのが2日目の行程となる。また買物できそうな場所がたくさん控えているようだ。

この東北縦貫自動車道が全線開通したのは1987年(昭和62年)。698キロの日本一長い高速道路である。
東北新幹線の大宮―盛岡が開業したのは昭和57年だが、八戸―新青森が完成して東京―新青森の全線開業となったのは、つい3年前のことだ。起工から何と39年間もかかったことになる。東北らしく実に粘り強い事業だった。

この2つの大動脈ができるまでの東北地方はどこへ行くにも遠かったろうな~ ましてや東京なんて…
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」のような気分で出稼ぎをしていた人もたくさんいたのだろう。

岩手県の面積は瀬戸内の島を除いた四国四県と遜色ないぐらいで、推して知るべし。
初めてやって来た東北地方は想像以上にだだっ広い。
宿を引き払って、まずは小岩井農場へ・・・「小岩井」というのは牧場開設に尽力した日本鉄道会社社長・小野義眞、あの三菱創業者の岩崎弥太郎の実弟で日本銀行総裁だった岩崎弥之助、日本鉄道の父として名高い鉄道庁長官・井上勝からとったもの。
井上勝の発案により不毛の原野だった岩手県南麓に1891年(明治24年)開場した。本社はやっぱりと言うべきか、岩崎繋がりで丸の内の三菱ビル内にある。
  
900万坪という広大な敷地だ。10万坪のゴルフ場が90個できるといえば理解できるだろう。

放牧期は過ぎていたが乳牛がたくさんいるのが見えた。
新鮮なミルクからは濃厚なチーズや牛乳、アイスクリームなどが製造されていた。
寒いのを我慢しながらできたてのソフトクリームをいただいた。濃いわ~!もっといいシーズンに来てみたいと思った。
ここでもたくさんの乳製品をクール便で皆が送る(笑)売れ筋のチーズ詰め合わせは売り切れたほどだ。

バスは一路、花巻をめざす。
岩手神社のすぐそばまでやってきて岩手名産の南部鉄器の製造工場を見学。
重さ300キロ、2000万円する急須がお出迎え。
馬の繁殖も岩手県は盛んだ。
馬具も色々と製造しているし、「南部盛岡チャグチャグ馬コ」というお祭りは全国的に有名。

何人もの職人の手によって細かな作業が…いい値段しても仕方がないのである。 
ここでも何だかんだと買物しながら、、、おなかを空かせながら昼食の「わんこそば」会場へ向かった。。。