東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

東北応援・絆ツアー②・・・

2013-11-13 17:01:01 | 日記
 仙台空港のロビーを出て、やっと東北の地を踏むことができた・・・
晴天の仙台は小春日和で上着が要らないくらいだった。

チャーターバスに乗り込み、4~5mの津波に襲われた空港から少し内陸部にある仙台市内をめざす。
途中、一面に広大な農耕地が広がるが、空港から数キロ走ったこのあたりでも津波は押し寄せてきたという。
想像もつかないエネルギーだ。
バスのガイドさんも母親と親族6人を津波で亡くしている。車窓からの景色とは裏腹な暗さが車内に漂う・・・

仙台市中心部を右手に走り抜けて昼食に。。。やっぱり仙台名物「牛タン」である。
牛タンはほぼオーストラリア産だという。そりゃそうだ。1頭からそんなには取れる部位じゃないもんね。
でも柔らかくてクセもなくって美味!ビールもすすむ。
食後、多くの人たちが牛タンを購入しクール便で大阪へ送ったのは言うまでもない(笑)

昼食後は東北自動車道をひた走り、日本一長い国道の4号線から岩手県平泉にある世界遺産「中尊寺」へ。。。
紅葉が美しい。
中尊寺にあって国宝でもある金堂は思ったよりだいぶ小さくて驚いた。

昭和40年代からはコンクリート製の建物内に保存されている。
ガラス越しに見学するわけだが、、、芭蕉が「奥の細道」で訪ねた往時も金堂には覆いの伽藍が設けられ(もちろんコンクリート製ではないが)、黄金の輝きを今よりもずっと身近に見ることができたはずだ。

世界遺産の指定は中尊寺を含む山全体で指定されており、付近のお店や電柱、電飾などにも規制が入る。

撮りそこねたが、茶色の地味なコンビニは初めて見た(笑)
中尊寺本堂自体は地味な建物だが、伝教大師最澄以来1200年の間受け継がれる「不滅の法灯」が灯されている。


それにしても山間地の日暮れは早い。
陽が傾き始めれば空気がひんやりとしてくる。この時期は4時過ぎには真っ暗になるらしい。

バスは一路、秋田県の湯瀬温泉郷へ・・・
東北自動車道から見える岩手山の上に下弦の三日月が鋭利な刀のように現れ、寒さを一層際立たせる景色に…

陽が暮れるとバスの外は大阪とは全く違う気候だった。
温泉街というよりも、かなり鄙びた湯治場のような場所にあるホテルへ到着したのは6時前。。。寒いぜ!
露天の温泉に浸かって温もり、、、宴会だ。
到着時間が遅かったので、N先生らのお話は明日に繰り越す。
かんぱ~い!秋田名物「きりたんぽ」の鍋も美味い!お酒も上々。



ということで、例によって飲めや歌えや踊れやの数時間が繰り広げられ・・・
しかし70歳前後の人たちの元気さってハンパじゃないわ~ 50代は完全に負けてる。
特に女性はイキイキしてるな~ 人生90年っていうのを実感した晩であった(笑)