東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

幼児ことば講座・・・

2012-08-27 23:03:40 | 日記
 日本人が大人になって、いくら懸命に語学を勉強しても所詮、ネイティブの発音はできない。
小さい時から現地に住んでいれば、耳から脳、脳から口へ自然にスムーズに神経が伝達され発音できるし、
ヒアリングもできるのだが、、、

それと一緒で幼児の言葉は大人にはわかりにくい。幼児とふだん接していない大人は耳が受け付けないのだ。
ネイティブの発音を理解できない外国語教師と一緒で(笑)、我々幼児と縁遠い大人にとってはRくんは懸命に日本語を喋ろうとする外国人と一緒である。半分ぐらいしか発音が聞き取れないのである。

TVを一緒に見ていたRくんが「おちゃった」・・・
どうしても「おちゃった」としか聞こえない。あえて言うなら「折っちゃった」もしくは「落ちちゃった」に近い発音。
翌日、娘は「それは『終わっちゃった』やで~」と教えてくれる。。。なるほど~

冷蔵庫を勝手に開けるRくん、、、「カス~」「カス~」としきりに言う・・・
「ウチにはカスみないなモノしか入ってなくて悪かったな~」・・・(笑)
実は「カルピス」のことだと知る。
毎日、こうして言葉を覚えたての子どもと触れ合うのは新鮮この上ないことである。
暴れまくってオデコにタンコブと擦り傷をつける・・・生傷は男の勲章~(笑)
「ありがとう」は「あと~」。。促されないと自分からは決して言わないのが玉に瑕…

我々が話す外国語もこの程度でいいのかもしれない??
こちらも懸命に聞き取ろうとするし、Rくんも懸命に伝えようとする・・・
コミュニケーションとは、結局は分かり合おうとするこの精神が大事なのではないか?

意思の疎通ができた時はやっぱりお互い笑顔になる。
2歳と5X歳が解り合う瞬間…ちょっと感動的~ 嬉しいものだ。。。
おちょくったり、馬鹿にすると分かるらしく、引っかいたり叩いたりしてくる。
幼児は大人の表情や言葉の調子をじっと見たり聞いたりしていることの証しである。

滞在中、娘はパパのKちゃんとRくんを連れてランチをしたり買い物に出かけたりと、地元大阪での友人らと会って楽しんでいるようだ。

私らとは晩ご飯はいつも一緒、お風呂も一緒、、、おかげで私にもすっかりなついたRくん。
しかし何故か私を「パーちゃん」と呼ぶ。娘が私のことをパパ、パパと呼ぶから??それでパーちゃんなのか?
2人で遊ぶときには私の手をその小さな自分の手としきりに繋ごうとするRくん、、、最高に可愛い>>>>>

しかし、娘とRくんの20日から28日までの滞在はもうすぐ終わりだ。
どんな楽しい時間でも始まりがあれば終わりもあるというのを思い知らされる。

Rくんとも暫しのお別れだ。
明日から大阪も静かな日常に戻る。帰る3人も埼玉での平和な日々が待っている。。。