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平城京跡東院地区発掘調査

2010年02月20日 23時43分00秒 | Weblog

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平城京には、東に東西250m、南北750mの張り出し部があり、その南側の部分350mを東院地区と呼んでいます。ここは、皇太子の居所である東宮や天皇の宮殿が置かれていたことが分かっています。これまでは、この南の部分が発掘され、復元された東院庭園や多くの掘立柱建物が検出され、それらが頻繁に立て替えられていたことが判明しています。今回は、この東院中枢部から北西の場所が発掘されました。


  今回の発掘でも、頻繁に立て替えが行なわれたことが確認されました
  それぞれの時期を色帯で示して、説明時には職員が建物の隅に立って
  分かり易くしてくれました


       今回の調査地は東が高く西が低い傾斜地のため
       東西方向の掘立柱穴は、東側は表層部から少し
       掘られた状態で、今後柱穴を深く掘るとのこと




    平城遷都(710年)から平安遷都(794年)の間が奈良時代
    これまでは5時期の変遷が確認されていたが、今回、4期が
    確認され、6時期の変遷であることが判明した
    1期は奈良時代前半で、2期は平城還都(745年)間もなく
    3期は孝謙天皇(749~758)のころ
    5期は称徳天皇(764~770)のころ
    6期は光仁天皇(770~781)のころ以降


      発掘現場の北西方向には、復元された大極殿正殿が


        4月24日から半年間にわたり催される
        「平城遷都1300年祭」に向け整備工事
        が続けられている大極殿正殿付近の様子


            整備工事中の大極殿前庭


            遠くに朱雀門が見える


   
  なんば・旧ロケット広場が昨年10月16日に"なんばガレリア"に


      お不動さんに手を合わせ、久しぶりにOFF会へ