普通の日々

ごく普通の日々の事

「パンドラの箱」

2010-09-03 23:16:15 | ニュース関連
滑走路にエンジンカバー ボンバル機から脱落 成田 (産経新聞)
【同事務所によると、エンジンカバーは全日空機の直前に着陸した小松発アイベックスエアラインズ3116便ボンバルディアCL-600(乗客乗員38人)の右翼のエンジンから脱落していたことが判明。同社は折り返し便の欠航を決めた】
 ボンバルディアというとプロペラ機の「DHC-8」シリーズのトラブル発生率が目立つんですが、このジェットの「CL」シリーズもトラブル発生の記事が結構載っているんですよね。多分、「B-737」辺りと比べると頭ひとつ抜け出る位のトラブル発生率になっているんじゃないかという気がする。
 「DHC-8」シリーズも「CL」シリーズも世界的に売れている機体の筈なんですけどね、この不安を感じさせるトラブル発生率はどういう事なのだろうか?

岐阜県警、医療過誤訴訟の証拠品なくす (産経新聞)
【平成17年に岐阜県羽島市の病院でカテーテル交換手術を受けて死亡した女性の死因をめぐり、岐阜羽島署が担当医を業務上過失致死容疑で捜査した際、証拠品として提出を受けたカテーテルを紛失したことが3日、分かった。女性の遺族が病院に損害賠償を求めた訴訟で、岐阜地裁が照会して発覚した】
 証拠品の紛失はこれまでにも何件か報道されているが、それらは全件無くても裁判に影響はないとされている。でも、今回は訴訟に影響が出かねないミスですから、不祥事に準ずる形で扱うべきなんでしょうね、これ。あくまで「準ずる形」ですから今月5件目の記事掲載とはしませんが。
大阪、83歳宅でミイラ化遺体 高齢者所在確認で発覚 (東京新聞)
【同署によると、高齢者の所在確認をしていた市職員らが発見。三男も立ち会っていたが、途中で姿が見えなくなった。室内はごみだらけで遺体は布団の上に横たわり、毛布が掛けてあった。同署は清井さんとみて身元の確認を急いでいる。
 大阪府では1日、隣接する和泉市の民家で「91歳」の無職宮田浅吉さんとみられる遺体が見つかったばかり】

 約1週間前の産経の記事にこういう文章が載っていた。
【所在不明高齢者】確認手段限界? 年金支給のからくり (産経新聞)
【ある自治体の担当者は「年金の不正受給は以前から指摘されていた。暴力団やヤミ金業者が関与しているという話もある。今回の調査結果は氷山の一角で、まともに調べたらかなりの数が出てくる」としたうえで、「国はパンドラの箱を開けてしまった」と指摘した】
 この短期間に2件目です、しかも調査範囲が広がりかねない80歳代。確かに「パンドラの箱」を開けた感じはある。が、開けた以上は最後までやるしかないでしょう、途中で止める訳にも放り出す訳にもいかないんだから。色々と注目を浴びている年金絡みとなれば尚更ですよ。必要な調査をして必要な処置を講ずる、「パンドラの箱」だからと泣き言をいっている場合じゃないですよ。