普通の日々

ごく普通の日々の事

この高額じゃ買い手は付かんよ

2006-04-05 22:20:19 | ニュース関連
空母、競売で買い手つかず 中国企業、観光用に購入 (産経新聞) - goo ニュース
【中国南部の深セン市で、テーマパークとして利用されていた旧ソ連の退役空母ミンスク(四二、〇〇〇トン)が競売にかけられたが、買い手がつかず、その行方が宙に浮いている。中国にはミンスク以外にも、旧ソ連製などの三隻の空母が民間企業の手に渡っているが、ミンスク同様、大きなお荷物になっているようだ。
 ミンスクは一九七八年の建造で極東地域に配備されたが、退役後は武器装備、エンジンが取り除かれ、軍事転用はしないことを条件に、五百万ドルで中国の民間企業に売られた。二〇〇〇年九月から深セン市のテーマパークで展示され人気を集めたが、次第に客足も遠のき、この企業は昨年二月、八億七千万元(約百三十億円)もの負債を抱えて倒産した。
 このあと、ミンスクは先月中旬、競売にかけられた。ただ、初値が約一億三千万元(約十九億五千万円)と高値だったこともあって、買い手がつかなかった。今後も競売は続けられるという】

 軍事転用しないという条件があるのだから、元の航空巡洋艦や他の艦種に再改造する訳にはいかない。かといって民間用の船に改造しても需要についての保証は殆ど無い。となるとスクラップ以外の利用法が無い。が、スクラップとしてはこの価格は高すぎるだろう、買い手が付かないのも当然だ。
 ただ、中国に売却された3隻の内、重航空巡洋艦ワリャーグは修理や新たな塗装が施されているそうだから、『大きなお荷物』という状況じゃないと思うんだけどなぁ。

武装強化する暴力団?2

2006-04-05 20:26:56 | ニュース関連
武器密輸事件:武器庫から爆弾銃 稲川会系関係者宅から (毎日新聞)
【横浜港を舞台にした武器密輸事件で、警視庁と神奈川県警が、指定暴力団稲川会系の関係者宅から、国内では珍しいランチャー付き自動小銃と機関銃、拳銃など銃器類計16丁を押収していたことが分かった。暴力団の武器庫摘発としては、少なくとも過去3年では最大。密輸現場がテロ防止のための同港立ち入り制限区域だったため、税関当局は監視体制を見直す検討を始めた】
【その後、密輸を指示していた稲川会系松田組組員、秋山公明被告(44)=同=を逮捕し、3月下旬に松田組の関係先を一斉に捜索。組員の知人宅から、旧ソ連の軍用銃「AK47」とみられる自動小銃2丁、機関銃3丁、拳銃11丁の銃器計16丁と手りゅう弾2個などを押収した。
 うち自動小銃1丁には、別に小型爆弾を発射させる「ランチャー」が付いていた。銃器専門家によると、ランチャーが付いた自動小銃が国内で確認されたことはほとんどなく、銃と爆弾双方が使える強力な武器になるという】

 先日ブログで取り上げた朝日新聞の密輸関連の記事では、『ロケットランチャー1基と機関銃1丁』と書かれていたんですよね。でも、朝日・毎日双方の記事を読んでみると、どうも同じ場所からの捜索・押収結果の様な気がする。機関銃と自動小銃の押収数が若干違うが、拳銃の押収数は同じだし、朝日の別の記事では手榴弾の押収数も同じだし。
 どうして同じと思われる捜索・押収結果の内容がこうも違うのだろうか?毎日の記事に書いてある『小型爆弾を発射させる「ランチャー」』というのは、AK用グレネードランチャーGB15の事でしょう。朝日の記事の『ロケットランチャー』はRPG-7以外には思い浮かばない。GB15とRPG-7は全くの別物であり、その能力にも大きな差がある。
 多分『ランチャー』という言葉が、この違いの元になったんじゃないかと思います。どちらの記事が正しいのかは判りませんが。
 ただ、どちらの記事も正しいとすれば、これを密輸した連中はハリウッド映画の中でしている様な、派手な市街戦が出来るだけの武器を持っていた事になる。いや、本当に何を考えてこんな強力な武器を密輸・所有していたんだろうか?