マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

2MW級ガスタービンで世界初のアンモニア混焼を実証~CO₂排出量低減に寄与 アンモニアの燃料利用を可能にする燃焼技術を開発~

2018-05-07 07:10:29 | ガスタービン
低炭素社会を実現する新たな燃料として期待されるアンモニアと天然ガスの混焼試験を,横浜事業所で2018年3月に実施。
2MW級ガスタービンでは世界初となる熱量比率20%の混燃に成功したでつ。




これにより,ガスタービンの燃料としてアンモニアを利用する燃焼技術の実用化にめどを付けたでつ。
なお,本実証試験は,内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア(*1)の
委託研究課題「アンモニア直接燃焼」において実施したもの。

現在,エネルギー・気候変動・雇用などの社会課題の解決を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の取組みが世界各国で推進されてて,
エネルギー分野では,発電時にCO2を発生させない水素の利用拡大が期待されているでつ。

一方で,その普及に向けては,運搬・貯蔵のコストが課題であり,SIP「エネルギーキャリア」では様々な研究開発が行われているでつ。

その中でも,アンモニア(NH3)は,水素含有量の高さ,液化・運搬・貯蔵の容易さ,また,肥料や化学原料として流通してて,輸送インフラが既に整っていることなどから,
低炭素社会の早期実現を可能にする新たなエネルギー源として注目されているでつ。

アンモニアの製造から利用までをつなぐバリューチェーンの構築を目指し,SIPの支援のもと,アンモニアを燃料として利用。
ガスタービンや石炭火力ボイラの燃焼技術や,固体酸化物形燃料電池(SOFC)のシステム化などに取り組んでいるでつ。

また,これまで長年にわたり,高効率で環境性能に優れるガスタービンやボイラの開発など,様々な市場ニーズに対応した燃焼技術の開発を行っているでつ。

本技術は,分散型電源の普及を背景に,今後も需要の増加が見込まれるガスタービンに適用されることで,CO2排出量の削減に寄与すると期待できる一方で,
燃焼速度の異なる天然ガスとアンモニアを混焼する際の燃焼安定性や,燃焼時に生成される窒素酸化物(NOx)の抑制が課題。

今回の実証試験では,アンモニアに関する豊富な知見と,これまでに蓄積した燃焼技術を活かし,既存の燃焼器をアンモニア混焼用に改良することで,
アンモニア混焼時の安定燃焼を達成すると同時に,NOxの生成を抑制することに成功。

今後は,燃焼器のさらなる改良や運転制御技術の確立により,NOxを一層低減させる可能性を検討していかないといけないでつ。
アンモニアを利用した低炭素社会の実現に向けた技術開発は、事業を通じてSDGsの達成に貢献していくでつ。

(*1)は、エネルギーキャリア:液化水素やメチルシクロヘキサン,アンモニアなど水素を多く含む物質のことで,エネルギー生産地で合成して,
化学的に安定な液体として保存,運搬し,エネルギー消費地で水素を取り出すか,直接エネルギーに変換して使用するでつ。

いろんな燃焼技術で、温暖化対策を施していくでつ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする