財布は踊る 著:原田ひ香
ヴィトンの長財布が、数奇な運命をたどって、色んな人の手に渡って行き、
手にする人の運気が下がったり、上がったり。
その時々に財布に巡り会う人々のお金にまつわる物語。
お金の使い方と、人との繋がりを考えさせられる1冊です。
ヴィトンの長財布を持ちたいと長年切望している、主人公ともいえる女性が、
やっと手にして間もなく手放さなければなるんですけど、
そして紆余曲折の末、拘りが無くなっていく、巻き返しが面白かったのです。
お財布だけでなく、何かしらの物事に執着してしまうところが、自分と重なる部分もあったりしました。
この方の作品は、お金にまつわる物語が多いようですね。
文章が読みやすいのですが、今回は登場人物が多くて、後半迷っちゃった。
因みに、青森出張の行きかえりで読めてしまった!
@ふると
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