3か所目は、【四同会館】(しどうかいかん) (四同舎とも)
1959年(S34)竣工。RC2階建。
この地の酒造家たちが出資、秋田国体に備え集会施設として建てられた。
コンペだったそうです。
外観は奇をてらってはいないシンプルな様子ですが、
黒塗りの鋼板製の柱型と白いタイルのコントラストが重厚感を出しているような気がします。
そして、なんと言っても印象的なエントランスの階段と吹抜けです。
実はこの階段を真似したことがあるんですよ。ずいぶん前、ある事業施設で。
真似したくなるのよね。
さて、写真が多くて、くどいのですが、
大胆な空間構成の中に、収納スペースの丁番やエントランスドアの鍵穴。
玄関ドアの袴にも細やかな細工が!
石とコンクリートとタイルの調和。
大胆さと繊細さが建築士たちの目を引き付けました。
また、内部に残る、木製の折畳み椅子、籐の家具、照明器具。
当時からの物らしいのだけど、やはりセンスが違う。
現在は地元有志が保存活用を行っているのだそう。
今後のメンテナンスは大変だろうな~と。
しかし、愛が半端ないので、きっと乗り切って行くのだろうな。
@ふると
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