先日ある方が私に放った言葉。
「えっ、仕事してるの?働かなくていい人なのに」
この方、仮にSさんとしましょ。
Sさんには、年末に市役所で偶然お会いした時にも、同じことを仰いまして。
ふざけているのかと思いきや、2度も言われるってことは、本心なのでしょう。
想像するに、両親と同居していて、生活費がかからないだろう。
だから働かなくていいと言うことでしょうか。
Sさんとは、あるイベントに主催者側で携わることになった時に知り合って、
3~4年前からの付き合いで、お姉さま的な存在。
私の仕事や生活のアレコレ、何も知らないくせに、
何言ってくれてるの!プンプン
と思いましたが、そんな風に思われても仕方ない節も否定できないと、
反省しつつ、勝手な発言に振り回されない様、心を静めています。
念の為ですが、事務所の経費、国保・年金、生保、車のローン。
衣類や生活雑貨に化粧品、医療費、ネコのグッズにクリニック。
今は控えているけど、飲み会、旅行。
当然ですが、私が働いて得た収入からねん出しています。笑
仮に、安定した生活が送れる基盤があったとしても、
「イコール、働かなくていい」という思想を持っている人が、
いらっしゃることに驚いています。
働く事って、収入を得るだけではなく、
社会とのつながりだったり、アイデンティティだったり、
色んな意味があると思います。
「働かなくていい人」と言われたことは、
大げさですが、私自身を全否定されたように思いました。
もっと言うと、働きたくても諸事情から働くことができない方たちにも、
不快に感じる発言なのではないでしょうか。
実際のところ、コロナ禍の影響もあり、中々成約に至らず、
仕事が減って途方に暮れています。
それでも、遊んでいるわけではない。
頂いたお話のプランを作ったり、テキストや資料を読み直したり、
仕事を続けていくための努力をしています。
Sさんは、ストレートに言ってくれましたが、
腹の中で思っていても、言わない人が多いのかもしれません。
悔しかったら、そんな風に言われないよう、思われない様、
精進するしかありませんね。笑
さて、色々考えていて、ふと気づいたのですが、
Sさんの亡くなられたご主人は、要職に就いておられたと聞いています。
そんなSさん、長年お仕事をしてこられたそう。
Sさんご自身が、「貴女、働かなくてもいい人なのに」と、
言われてきたのかもしれません。
Sさんにとっては、働かなくていい人だけど、働いていることが、
ご自身のステータスなのかもしれないなと想像する。
しかしながら、見下されているように感じてしまう言い方。
諸々、Sさんからの修行のプレゼントと受け止め、心鎮めます。
@ふると