現実の風は
あたりまえだ と
さみしく惨めに 吹き抜ける
1998.10
まずは掃除をするぞー と言っておきながら
なかなかはかどらないのは いつものこと
仕事が休みになったら
あれも これも やりたーーい
て思うけど いつもほとんどが出来ないのだよね
何かをしなくちゃいけない ていう
強迫観念みたいなのって なんだろな
何もせずに1日が終わると 罪悪感 みたいなね
そもそも 毎日何かをしなくちゃいけないのかな と思ったり
やはり 怠けものは 罪かな
昔話には 怠けものが上手くいく話もあるけどねー
現実はやはり
何もしないと 部屋の埃がたまるだけーー
とりあえずは↓こやつらの

トイレは掃除をせねば臭いし 臭いし 臭いし
御飯をあげないと暴れるし
かわいい姿を観察し 写真を撮らねばならんし
なでてやらねばならんし
ああ 私は毎日 君らのおかげで
動き出すのね サンク―ね
にしても 君↓

やけにたくましーな
その腕っつうか胸のもり上がり
テレビで観た オスカンガルーが
ちょうどこんなだったワ
と ぐだぐだ言いつつも
やっぱり掃除して綺麗になると
気持ちいいしね―
気持ちのいい心で 過ごしたいしね―
明日もぼちぼち 掃除すっかーー
「私は」
気持ちの良い日に 息を吸い込む
私は生きている 今 ここで
くだらなくても 情けなくても
いつもと同じ空の下で
何かをやり遂げても 何もしなくても
まったく同じように過ぎる 時間の中で
何故だか解らない 法則の中で
いままでも これからも
2001-2003