GURI☆GURA

三重県で暮らす主婦の記録です。

乃南アサ恐怖症

2006年02月02日 | ふつうの日記
乃南アサの「暗鬼」というミステリー小説を読みました。この作家の小説はお初だったのですが、乃南アサ恐怖症に陥りそうです。
いやいや、これマズイってマジで!!ってゆうのが率直な感想です。
とっにかく、気持ち悪い・・・激しく後味の悪い小説でした。親子4代、総勢9人が同じ屋根の下に住む大家族のお話なのですが、途中までは展開が面白くて面白くて、家事もそっちのけでわくわくドキドキと読んでました。ところが、だんだんと不気味で恐ろしくて気持ち悪い方向へ話が展開。最後のページを読み終えた直後は、胸がつかえるような息苦しいような、何ともいえないモヤモヤ感が頭ん中をぐるぐるして、夜もなかなか眠れませんでした。あんな気持ち悪い話を書ききってしまう乃南アサが、逆にすごすぎる。グロテスクなホラー映画なんかより、よっぽど怖いっす。
きも恐ろしい思いをしてみたい方にはお薦めの一冊・・間違いなし!


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