大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

冬のやんちゃっこキャンプ3日目

2016-12-28 17:54:13 | 2016冬のキャンプ

2日めの夜もしんしんと雪が振り、3日目となりました。

初日夜は寝るまで大変落ち着きが無かったですが、昨晩は疲れていたようで、あっという間に静かに。

朝も殆どの子が、ギリギリまで寝ていました。まだまだ寝たい雰囲気が伝わってきます。

しかしぶな森のおきて『誰かの役に立つこともやらねばならぬ』とあるとおり、また美味しく朝ごはんをいただくためにも「朝のお仕事」を頑張ってもらいます。

今日も「動物のお世話」と「除雪」をしてもらいました。昨日と逆の内容をしてもらったので、今日で2種類ともを体験。

また「除雪」では自然学校の他にも、地域のおじいさん&おばあさんの玄関先も行いました。

どうして?と思うかもしれませんが、こちらのお家は、自然学校や子どもの体験活動を応援してくださっている方。今回のキャンプだと白菜がそうでしたが、自然学校で食べている野菜も、こちらの方からいただき、使うことがあります。お互いに支え合う、田舎の暮らしです。

 

さて、食事ごとの3分間トークはみんな結構楽しみにしていた様子。朝食では校長のJettから、昔に雪崩に巻き込まれた体験が話されました。

3分間トークは「ごはんを食べながら、耳と、ちょっと目を向けて、スタッフのお話を気軽に聞く」というものですが、内容が内容だけに、みんな手を止め、息を呑んで聞き入っていました。

 

午前のプログラムは最後の雪遊び!

着替えての出発にも慣れたもの。昨日より10分以上手際がよく、早めに出発することが出来ました。到着手前でスタッフが道に迷い、5分程ロスしてしまったのはご愛嬌‥‥

 

さて、今日のフィールドは、寿都の町民スキー場。

車から降りて、荷物を分担して持って、坂を上がって行くと‥‥?

 

 

流石スキー場、とても広い!

 

 

自由遊びということで、早速ソリ遊びを中心に思い思いに遊び始めました。

 

        

 

昨日はすぐクラッシュしていたそりすべりですが、スキー場という環境、2日目の慣れということで、みんな結構上達していました。

立ち乗りも上手にできる子もちらほらと。

 

そしてもう一つ、山頂を目指す子達の挑戦がありました。

こちらのスキー場はリフトがなく、スキー場のてっぺんに行くには自力で登るしかありません。

下の方の傾斜は緩いのですが、上の方は30度を超えるほどのかなりの傾き。何度も、何度も休憩しながら登ります。

  

元々スキー場は寿都の中でも高いところになあるのですが、そこのさらにてっぺんということで、景色もかなりのもの。

頂からは寿都町のほぼ全てが視界に入り、数十キロ向こうの泊村すら見えます。草のある夏には見えない、今だけの景色です。

  

なお、下りはソリだとあまりに危険ということで、主に尻すべりで下っていきました。

それでも普通の場所のソリに近い速度。あっという間に下まで到着しました。

休憩のお茶も美味しい!

  

 

到着した頃は曇りでしたが、次第に晴れ間も見えてよりよい雰囲気の中、遊ぶことが出来ました。

現地にいた時間は1時間程度でしたが、充実の時間であったように思います。

 

 

さて自然学校に戻り、あったかい昼食、ラーメンです!

今回の参加者は、食事全体を通して食べる量は普通、むしろやや少なめでしたが、ラーメンはみんな大好きのようで、何度もおかわりをしていました。

1時間遊びきった後であったのも理由かもしれません。

 

 

なお最後の3分間トークは、まるまるから、出身地の津軽の方言についての紹介。

日本最短の質疑応答「どさ?」「ゆさ。」にはみんなびっくりしていました。

(「ど(こさ行く)さ?」「湯(行く)さ。」)

 

そして最後の最後、荷物片づけ・掃除と続きます。

「片づけであって、荷物詰め込みじゃないよ」とパッキングの方法も紹介しましたが、私、MJ巽は作業の場に携わっておらず、結局どのように片づけたか確認できていません。どうだったのかな‥

掃除に関しては見事なもので、寝ていた部屋もすっからかんに、キッチンなどもキレイにしてくれました。

 

そして閉村式。

Jettの挨拶の後、それぞれの子に修了証が配られ、今回の2泊3日の長期体験村が終了しました。

今回は20人、男女半々と色々ちょうどよく、子どもたち同士で教え合ったり注意し合ったり、関係性を組み立てている姿が見られました。

良いことばかりでもなく、途中ケンカになった、なりそうだったこともありました。しかし数刻、早ければ数分もするとふたりとも笑いあっている、そんな場もありました。この復元力は、おとなになると失ってしまいやすいもの。みんなの様々な柔軟性には改めて舌を巻きます。

我々スタッフも、たくさん遊んで、学ばせてもらいました。

またいつか、どこかで、会うことを楽しみにしています。

 

 

冬の長期村ディレクター MJたつみ こと巽創


2 コメント

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楽しそう!! (akisan)
2016-12-31 11:32:38
冬のやんちゃっこは20人もいたのですね。
春のキャンプが楽しみだなあ…
みいちゃんは冬装備を一切持っていないので、春キャンプの標準装備を教えてくださ~い!!
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ありがとうございます (ちこ)
2016-12-31 12:18:15
>aki-san
そうなんです。うえちゃんが10名程の子ども達と一緒に来てくれ、にぎやかなやんちゃっこキャンプとなりました。
まずは年明けの冬キャンプですが、みいちゃんに会える春のキャンプも楽しみにしております。
また近くなりましたら、春キャンプの持ち物リスト(雪遊びの格好のイメージイラスト付き)をお送りしますので、よろしくお願いいたします。
みなさま良いお年をおむかえください。
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