つい先日、兵庫県豊岡市で放鳥されたコウノトリが100羽目の雛の巣立を成功させたという嬉しいニュースが飛び込んできた。
確か10年程前だったと思うが、コウノトリの野生復帰に取り組んできた兵庫県と豊岡市が絶滅した日本固有種のコウノトリを復活させるため、様々な努力を積み重ね、飼育してきたコウノトリを本格的に野生復帰させるため、自然界に放鳥したというニュースをテレビで見てから、はじめてコウノトリに興味を持つようになり、その後は毎日のようにコウノトリの情報をネットでみたり、時には直接豊岡まで行って自分の目でコウノトリの野生の姿や、子育ての様子等も見てきたので、今回の出来事は本当に嬉しく思った。
この間、コウノトリの飼育に直接関わって来られたり、自然農法を取り入れコウノトリの育つ環境を整備されてこられた農家の方、そして物心両面でコウノトリ復活事業に協力されてきたファンの方々に敬意を表したい。
私などは、ただ好きでコウノトリの野生復帰事業を見守ってきただけだが、関係者たちの苦労はさぞ多かったと思われる。
この10年、コウノトリの自然界復帰事業は大きく前進してきたが、まだ、道半ばだと思われる。これからも、様々な困難があると思われるが関係者たちの努力が実り、兵庫県だけではなく、日本全国で自然界で自由に羽ばたいているコウノトリの姿を見れる日が一日も早く来ることを願いたい。