収穫の秋を迎え、人里に植えられた柿の木にも沢山の実が熟れていました。そんな柿の木の姿は秋の風情を醸し出してくれて、見ているだけでも魅力的でした。そして艶やかな色をした、熟れた柿の実は見ているだけでも美味しそうで、直ぐに手を伸ばして、獲って食べてみたい衝動に駆られたりもしました。
今日はそんな柿の木に、かわいいメジロたちが集まり、熟した実を食べている姿を発見しました。いつもなら忙しく動き回るメジロたちも、熟れた柿の実が余程おいしかったのか、近づく人も気にせず、顔をうずめるようにして必死に食べていました。
そんなメジロの姿を見ていると、可愛い野鳥たちも、実りの秋の美味しいご馳走には目がないようでした。
▼通りすがりの猫も羨ましそうに上を眺めていました。
今日は天候があまりよくなかったですが、直ぐに雨が降りそうもなかったので、朝の散歩は近くの海辺まで行ってみました。広い海が見える岸壁は、風が強くて少し肌寒さを感じましたが、碧く輝く海の魅力に引きつけられ、暫し寒も忘れることができました。
そんな中、岸壁から海に突き出た突堤を覗いて見ると、珍しくカモメの仲間たちが、ひと固まりになって羽を休めていました。互いに少しずつ種が違っていますが、みんな仲が良さそうで、長閑や光景でした。
毎日物騒な事件の報道が伝えられる中、仲の良いカモメたちの姿を見ていると、人間社会も、このように平和であれば、どれほといいだろうかと、独り羨ましく思いました。
▼上空ではミサゴがエサを狙ってホバリングを繰り返していました。
本格的な冬の到来までには、まだ、先が長いが、そんな時期でも冬の渡り鳥たちは季節の移り変わりを敏感に感じ取り、南への渡りを始めているようです。
今日は、久しぶりに近くの湖に出かけてみましたが、思ったより沢山の水鳥たちがすでに帰ってきていて、長旅の疲れをとるように水の上で羽を休めていました。
明日から、少しずつ寒さが増していくと天気予報で伝えていましたが、それにつれて、これからカラフルな冬の渡り鳥たちも沢山帰ってきて、湖をもっと華やかに賑やかしてくれるでしょう。それが今から楽しみです。