想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

落語好きの孫

2016年05月25日 | 感想

 昨日の夜から孫が泊まりにきました。久しぶりの訪問です。子供の成長は早いもので1か月ほど見ない間に随分大きくなっていました。

 可愛い孫の訪問で今日は野鳥観察はお休みをしました。

 3人目の孫となるこの子は、ちょっと変わった子で、まだ5歳ですが、以前から今話題のテレビ番組「笑点」が大好きなのです。

 どこが気に入ったのか知らないけれど、この子は初めて「笑点」を見てからは、毎週欠かさず大喜びをしながらテレビを見ているそうです。

 すっかり「笑点」の虜になった孫は、いつからか自分も落語をする真似をするようになったそうです。

 そのため我家に来る度に、押し入れから座布団や扇子といった「アイテム」を探し出して準備をしたうえで、私が「チャンチャラ、チャラチャラ、チャン、チャン」と言ってやると、まるで舞台袖から音楽に合わせて入場するような恰好をして、静かにドアを開けて部屋に入ってきては、座布団に座って「え~なんとかかんとか」と言いながら落語をする真似をするのです。その姿があまりにも滑稽なので私と妻は何時も大笑いであります。

 最近は落語だけではなく、座布団にまで凝って、少しでもほころびがあれば文句を言って交換させるほどです。

 まだ、本来の落語を喋るにはほど遠いですが、さすがに落語の真似をするぐらいですから、口が達者で大人の私たちも顔負けするほどです。

 この子は、落語が好きなばかりではなく、また時代劇によく出てくるチャンバラや忍者などが好きで、誰かが相手をしてやらなくても一人で侍や忍者になりきって楽しく遊んでいます。将来どんな人間になるか知りませんが本当に面白い変り者の可愛い孫であります。・・・

 今日は朝から小雨が降っていたので、そんな孫を相手に、部屋で私の手づくりのブランコに乗ったり、一緒に切り絵をして楽しい時間を過ごしました。

 もうすぐ、6歳の誕生日を迎えますが、これからも元気で闊達な子に育ってほしいと願うばかりです。

▼私の作った切り絵

 


ブログ考

2015年11月19日 | 感想

 私がブログを始めて約1年が経つ。私もネットの利用歴が長いのでブログの存在は以前から知っていたが、自分で書いてみる気は全然なく、そのためブログの記事などは見たことがなかった。

 そんな私がブログを書くようになったのは、ある知人の紹介があったからだ。「あまり難しく考えず、趣味で撮った写真などを一人で楽しまずブログで紹介してみたらどうだ」と言われて”ハッ”と気づく事があったので遅まきながら一度挑戦してみようと思いブログを始めたのが、丁度去年の今頃だった。

 私が”ハッ”と気づいたのは、以前から趣味でいろんな写真を撮ってきていたが、その写真は何時も私のパソコンで眠っていた。「所詮素人が撮った写真など人に見せられるものじゃない」と云うのが主な理由だった。

 だが、考えてみると折角撮った写真を誰にも見せられないまま寝かせてしまうのも、勿体ない気がしていたので、昨年仕事を退職したのを機に、知人の勧めもあって初めてブログを書いてみる気になったのだ。

 最初は戸惑いも多かったが、昔ホームページも自分で立ち上げた経験があったので直ぐに自分のブログを書くことができたが、はじめは何を記事にしたらいいのか、わからなくて苦労をした。

 この間、色々戸惑いがあったが、最近ようやく慣れてきて、ブログを書くのがさほど苦にならなくなった。

 それよりも、今はいろんな方が書いたブログを見るのがすごく楽しくて仕方ない。

 私のように野鳥や犬や猫など動物好きの方、花や景色の好きな方、そしてグルメやスポーツ、時事問題など多彩な話題が紹介されていて、どのブログも素晴らしい写真と話題で興味津々である。

 最近は、主に私が読者登録した方や、私のブログを登録してくださった方のブログを毎日拝見させてもらっているが、みなさんの才能溢れた写真や記事をみて、ただただ感嘆するばかりである。そしてそんな素晴らしいブログをタダで見せてもらえるのが申し訳なく思えたりもする。(あまりいいブログばかり見ていると、たまに自信を無くして止めようかと思ったりもするので困る)

 そんな訳で、私は最近、朝にみなさんのブログをゆっくり時間をかけて閲覧させてもらい、夜に自分のブログを苦労しながら書くのが日課になってる。だけどブログのお蔭で私は毎日をすごく楽しくすごさせてもらっている。

 なので、みなさんに感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。そしてこれからも、いいブログの記事をどんどんアップしてくれることを期待しております。

 これが私の今日のブログ考です。

 


赤とんぼ

2015年10月27日 | 感想

 今日のタイトルは、私が尊敬する大先輩が米寿を迎えれれて書かれた自叙伝の表題である。

本の挿絵は奥さんが描かれたそうです。

 タイトルの「赤とんぼ」を目で読むだけでも郷愁を感じて、胸が熱くなった。

 

 実は、尊敬する大先輩が自叙伝を書かれたと云う話は以前から風の便りで聞いていた。しかしそれがいつ本になり、出版されるかわからないまま日が過ぎてしまい、いつしかそのことが頭からなくなっていたが、今日、たまたま他の要件があって、会社を訪ねたところ、顧問でおられる大先輩と直接お会いすることが出来て、なんと直筆のサインまでして私に本をプレゼントをしてくれたのだ。

 

 早速、移動中の電車のなかで読ませてもらったが、本当に感動をした。表現が大袈裟でもなく、自慢たらしく過去を語るわけでもなく、これまでの人生を素朴な文書で綴っておられて、心に沁みる話であふれていた。

 

 予てから私は、高齢になられた先輩方に自叙伝を書かれることをお勧めしてきた。それはひとりの人間の人生であるが、両親の過去を詳しく知らない我が子たちは勿論、今の若い世代がこれからの人生を立派に歩んで行く上で、糧となる貴重な話を知ることが出来るからである。

 

 今日、私が手にした、大先輩の自叙伝を読んで見ても、私の知らなかった過去の事がいっぱい語られており、新たな発見に驚かされたり、また、貴重な経験に感動を受けたりして瞬く間に読み切ってしまった。そして私にまた、大きな希望と勇気を与えてくれて、本当に感謝の思いでいっぱいになった。

 

 昨今、若い世代の活字離れがよく叫ばれていて、最近本を読む人が少なくなったと言われているが、難しい本はさて置き、波乱万丈の人生を歩んでこられた、身近な大先輩たちが描いた素朴で貴重な話が詰められた、自叙伝なんか読んで見たらどうだろう。

 


考えさせられた一日

2015年10月25日 | 感想

 昨日は京都、今日は大阪と最近はこんな調子で少し忙しい。そんな訳で今日もようやくこの時間になってパソコンに向かってブログを書いてます。

 

 遅い時間なので、今日はこの二日間に出会った方の印象を簡単にお話したい。

 

 3人の方とお会いしたのだが、そのうち二人の方はお寺の住職さんだ。お一人は40代の若い住職さんだが、文化財の保護活動に熱心な方で1時間ほどお話を聞かせてもらったが、保護活動に傾ける情熱が普通じゃない事を感じられたし、話も上手で魅力的な人であった。年は若いが話から学ぶことが多かった。

 

 もうひと方は年齢が60を過ぎた経験豊富な住職さんだが、最近のお寺の事情やら、お葬式を取り巻く環境の変化などを聞かされて驚きと新しい発見があって面白かった。ただ、この住職さんとは古い付き合いで、よく知っているが、最近少し人が変わったように感じられて残念だった。

 

 最後にお会いした方は、御年82歳になられるある団体の役員の方だが、私がここ1年の間に知りあった大先輩である。この方とはボランティア活動について色々お話を聞かせてもらったが、さすが経験豊富な人生を歩んでこられた人だけに、参考になることが多かった。

 

 ただ、今日の話の中で二人が同じように、小さな集団でも人間が心を通わせ、一つにまとまるよいうことが本当に難しいと、お互い嘆きあわざるをえなかったのが少し寂しく思えた。

 

 いずれにしろ、昨日、今日と出会った3人のお方の貴重なお話を聞かせてもらって、わたしは貴重な勉強もさせてもらい、いい刺激もうけた。

 

 しかし結局、私が最後に感じたことは人生どうあるべきかを充分わかっていても、そのような人生を歩むことの難しさをつくづく思い知らされたことだった。