QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

告知! 新刊が出版されます

2017-11-12 07:14:48 | 技術・エンジニア

今まで、品質工学のパラメータ設計やMTシステム、公差解析に
関する書籍を日刊工業新聞社様から出版していただきました。

今回、今までとは毛色がちがう「信号処理技術」に関する書籍を
秀和システム様から11月17日に出版していただけることに
なりました。定価2160円(税込み)です。

内容は、信号処理技術を「道具」としてとらえ、
道具の「使い方」と「使い道」にしぼって、
1.周波数解析(STFTを含む)
2.デジタルフィルタ
3.相関関数
4.周波数応答解析
5.信号収録技術
6.MT法を使ったFFT重心監視による異常信号検出技術
を紹介しています。

道具はその「しくみ」や「原理」をよく知らずに使うと
ケガをしますから、簡単な数理なども掲載しています。

例によって、いろいろなソフトウェアを無償でダウンロード
していただけます。
1.FFT重心監視シミュレータ
  MT法によるFFT重心監視が、いかに強力、かつ、高い
  精度と信頼性で信号発生源の変質やノイズ混入量の変化を
 とらえることができるか?を体験していただけます。

2.信号解析装置(ソフトウェア)
     通常、信号処理を行うには高価なADコンバータが必要ですが、
   PCのマイクロフォンジャックを使って信号を収録し、収録した
 信号に本書で解説しているすべての信号処理を行うことができます。
    また、音響信号だけでなく、レーザー変位計で収録したデータや
    ロードセルからの信号でも『音』として聴くことができます。
     複数の周波数帯にデジタルフィルタをかけると、自分の声は
 こんなふうに聞こえるのか、など、いろいろと遊べます。

3.ファイル変換ツール(ソフトウェア)
     今までため込んだ時系列データなどCSV形式のファイルで保存し
   その数値情報ファイルをwav形式の音響ファイルに変換するための
 ツールです。
    日経平均の日々の変動をwavファイルに変換して、音として聴いて
 みたり、信号解析装置で周波数解析してみたり、いろいろと便利な
 ツールです。
    wavファイルをCSVファイルに変換することもできます。

4.信号の数値情報生成ツール(Excel)
      ファイル変換ツールで音響化したい信号を自作するためのツールです。
  フィルタ評価のためのchirp信号の数値情報を作ることもできます。
  リサージュ図形を表示する機能も実装しています。

  信号解析装置を使えば、時系列に周波数成分やそのパワーが変化する
信号でも実装されているSTFT機能を使って、




のように3Dで観測することができます。突発音やギアの軋みなどの音響解析には
とても役立ちます。

現在、Amazonさんで予約受付中です。よろしくお願いいたします。


    

 

 


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