QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

魂のさけびをききました・・・

2017-12-12 21:50:56 | 日々徒然

 12月7日に母が他界しました。
 5月10日に父が他界しました。父は、入院中の母の
世話を1日おきにしていたので、父の死後は、いろいろと
不自由していたのでしょう。私も2~3週ごとに横浜から
静岡の清水にある病院に見舞いに行っていたのですが
十分ではなかったようです。

12月4日に、血管拡張手術と、褥瘡の治療で、入院中の
病院とは別の総合病院に連れて行きました。

12月5日に、透析中に呼吸がひどく乱れたようで、入院中の
病院から連絡が入り、翌6日に、再度、別の総合病院で
血液、心臓エコー、X線撮像などの検査をしました。

結果は、心臓もかなり弱っていて、あとは、無理せず、
自然にまかせて、つらいこと(透析とか)は無理してしなくても
いいですよ。とはっきりお医者様に伝えられました。

このお医者様は、私にとって、本当に尊敬できる名医です。
50年、保健師として医療にたずさわっていた母も、
あの先生のいうことは信頼できる、と言っていました。
少しショックを受けていたようですが、そのことばを受け入れる
ことができたようです。

そして、その夜、日がかわったころに、入院している病院から
電話があり、呼吸が細くなっているからすぐに来てほしい、
といわれたのですが、車がないので7日の6時始発の新幹線で
病院に行くことにしました。

7日午前2時31分に、亡くなったとの連絡を受けました。

朝、7時すぎに入院先の病院に妻と到着すると、すでに、
すっかり体や顔をきれいにしていただいた母のなきがらと
対面することになりました。

父や母が会員であった、セレモニーホールには、夜中の
うちに連絡させていただき、9時には、病院から、ホールの
ほうに向かうことができ、そのまま、打ち合わせ、母の湯かんなどを
していただき、横浜に戻りました。

父のときの経験から、8日は横浜でできるかぎりの処理をおこない、
9日には静岡に向かいました。

10日に通夜をおこない、11日に葬儀、告別式をし、火葬場に。

火葬場で、母のお棺が炉に進むとき、突然、妻が
「おかあさん、26年間、可愛がってくれて、ほんとうにありがとう」と
大きな声で、叫びました。

人前で大声を出すことなど、普段は絶対にない、妻のこの行動に
驚くとともに、感動しました。

母も、きっと、誰のお悔やみのことばよりも、このことばを
喜んだことだと思います。

実の両親(私にとって祖父母)の葬儀でも、けして涙など見せず、
笑顔で豪快に笑っていた私の叔父も、このことばには、声をだして、
泣き出しました。

私は、とてもすばらしい人と結婚することができたんだ、と
再認識しました。

3年半にわたり、母の治療や世話をしていただきました、
静岡市清水区の『山の上病院』の、お医者様、看護師の方々、
そして、もっとも身近でお世話をしていただいた、ヘルパーの
皆様、本当にありがとうございました。

母は、父と再会できる四十九日があけるのを心待ちにして
いることでしょう。

通夜、葬儀を滞りなく、とても丁寧にとりおこなってくださった
『しずてつソーサレアホール田町』のスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。

そして、通夜、葬儀にご列席いただきました、叔父さん、叔母さん、
いとこの皆さん、妻の実家の皆さん、母にかわってお礼を申し上げます。

来年は、きっといい年になりますように。