QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

品質管理検定試験問題

2015-09-27 06:21:42 | 品質管理検定

シルバーウィークが終わりました。シルバーウィークに何をしていたか?というと
『直交表解析支援用Excel VBA』 の制作にほとんどの時間を費やしてしまいました。

「望目特性」、「ゼロ望目特性」、「望小特性」、「望大特性」のSN比による解析はもちろんのこと
新たに考案したオリジナルのSN比概念にもとづく解析も可能とした、
「直交表の作成」→「実験データの解析」→「要因効果図作成」→「確認実験による検証」 と
いうパラメータ設計の作法にしたがった処理により、だれでもすぐに直交表実験の計画から
解析までがExcelベースでできるものです。

また、そのほかに 「分散分析」→「プーリング処理」 の機能も実装しています。
そして、このVBAのめだまとなる、今までのパラメータ設計の作法とは全く別の
「実験結果とその検証結果」 を可視化する機能も実装しました。

この機能、連休明けに同僚たちにためしてもらったところ、とても評判がよかったです。
かなり、満足のいく仕上がりとなり、私にとって 「自慢の一品」 です。

連休を全部つぶした甲斐がありました。妻には迷惑をかけてしまいましたので、靴とバッグを
購入しておわびをしました。

さて、今まで品質管理検定試験終了後に、残った問題を1~4級セットで2700円(送料無料)で
販売してくれた 『日本規格協会』さんでしたが、今回から各級ごとに単品発売となりました。
そして、価格はなんと級ごとに1000円!さらに送料別、びっくりです。

今までずっと購入してきたので今回も購入したのですが送料を含めると5000円弱の出費と
なりました。

一応、基準回答はついているのですが、解説はなしです。

この方針転換、どうおもいますか?


関西品質工学研究会に招待していただきました!

2015-09-06 20:30:42 | 品質工学

9月5日、関西品質工学研究会様からご招待していただき参加させていただきました。

関西品質工学研究会様の活動は以前より学会誌や研究発表大会を通じて、その
知識や探究心、そして、情熱について、とても感服しておりました。
まさか、今回その関西品質工学研究会様で3件も報告させていただくことができるとは、
とても素晴らしい経験をさせていただきました。

私はどちらかというと品質工学界的には異質な存在だと自己認識しています。
したがって、自分が追及したり、研究したりする内容も、どちらかというと、本来の品質
工学の作法とは違うアプローチをとっています。

今回の報告の一部も品質工学の王道とは異なる手法の紹介でした。品質工学という
技術体系にとっては、外乱(ノイズ)です。
品質工学的には邪道といえる内容です。

ノイズによる応答を観察するのが品質工学ですが、私が発信したノイズでいろいろな
ご指摘やご意見、ご指導が活発に発信されました。実は、これがねらいでは
あったのですが、そのレスポンスの速さや内容は実に洗練されており、知的でした。
私にとって、とても勉強になりました。

本当に楽しく、有意義な時間をすごすことができ、あらたな知識や考え方を得ることが
できました。とても貴重な体験でした。
そして、なにより私にとって大きな財産となったのは、関西品質工学研究会会員の
皆様と知り合うことができたことです。

関西品質工学研究会の会員の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。


第20回品質管理検定

2015-09-01 20:44:49 | 品質管理検定

さて、いよいよ今度の日曜日は第20回品質管理検定の試験日です。

この数回、各級とも合格率が以前よりかなり低くなってきています。

3級で50%、2級では25%程度です。私が2級に合格したときの
合格率は50%弱でしたから、かなりの狭き門になってきています。

また、今回も2級の問題数は100問程度でしょう。90分の試験時間から

1問1分以内で解答していかなければなりません。かなりハードな試験です。

過去のブログでも書いていますが、2級の第1問(手法編)は、過去2回

品質管理の知識を問う問題ではなく、数学パズルの問題です。

これにてこずってしまうと時間不足は必至です。

第1問では過去問などで今まであまりみたことがないような問題ならば、後回しに
してしまったほうが得策かもしれません。

まずは、全体の問題数を最初に把握する。そして、手法編では第1問に

注意してください。

受験される皆様のご検討をお祈りいたします。