ゴールデンウィークも最終日となり、すでに初夏の気候となっています。
この春、3月から4月にかけて読んだ本を紹介します。
まず、『クトゥルフ神話』 を新解釈した 『超訳 ラヴクラフト』 ①、②
H.P.ラヴクラフト著の『クトゥルフの叫び』 などを手仮りりこ氏が新たな解釈で
書き直したもので、原作の世界観もよく表現できていたし、読みやすい文体で
『クトゥルフ神話』 に触れるにはよい入門書です。
今月続編が出る予定です。
つぎに、
奥沢しおり(著)、千野えなが(イラスト)の 「スターエンジェルシリーズ」 を3冊
おとめ座編 てんびん座編、いて座編 。
小学校高学年の女子を読者対象としているのですが、読んでみるとかなり
おもしろく、昼休み2回でちょうど読了できる長さです。
これも、続編(残り9冊)を読みたいと思っています。
『撤退戦の研究』 は大東亜戦争での日本陸海軍の失敗を分析し、その結果から
現在の日本の政治、社会、経済の問題を掘り起こした内容で、とても勉強に
なりました。
これからの日本の製造業は
「どう作るか?」 ではなく 「なにを作るか?」 を考えるべきである、ということばが
印象的です。
そして、『偶然の統計学』
生起することが天文学的に低い確率の事象がちょくちょく起きる理由がよくわかりました。
ようは、仮定している分布がまちがっている、ということでした。
コーシー分布を勉強しなければ、と思いました。