QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

GWデス!

2018-05-01 21:04:38 | 日々徒然

ゴールデンウィークがはじまり、4日たちました。
今まではGW初日に父のいる静岡を訪れ、母の見舞いや
父の慰労などをして、4~5日、滞在していました。

今年はそれもできません。・・・が、
掛川の従弟が守っている祖父母が開いた焼き鳥屋、今は
居酒屋形態ですが、妻、妻の妹と3人で行ってきました。

今年の正月に、『吉田類の酒場放浪記』で紹介して
いただいた『酒楽(しゅらく)』という店です。

兄弟がいない私にとって、従弟は特別な存在でした。
彼の妹が生まれる前後、2か月ほど私の家で預かっていました。

その後も、夏休みなどに彼は私の実家に滞在することがあり、
いまだに彼はわたしのことを「おにいちゃん」と呼んでくれます。

28日、朝に横浜をでて、昼頃掛川に到着、酒楽がひらく
午後2時?!に店に行きました。営業時間は午後2時から9時です。

店を訪れて、すぐに料理とお酒をいただきました。
今日は、かたくちイワシ、ミナミマグロ、秋田の馬刺し、
いろいろいいネタがはいっているとのことで
すべていただきました。

写真をとるのをわすれましたが、御前崎のカツオ、皮つきの刺身でいただきました。

そのほか、レバー焼き

キンキの一夜干し

など、いろいろな料理とお酒をたらふくごちそうしていただきました。
全部、絶品でした。サイコーにうまかった。

酒楽は私の母方の祖父母が、終戦後、掛川駅前でひらいた焼き鳥屋です。
実は、私は、4~6歳ごろ、その店の看板ボーイでした。

その店に飲みに来る、いろいろな方々(市役所の職員さんから、893系の方々まで)
にかわいがっていただきました。

都市計画で店を引っ越すことになり、大学2年の春休みには、新店開店の際、
店の手伝いもしました。

その店が40年つづき、従弟が切り盛りしています。

店には私がガキのころからあった時計

がまだ現役でした。駅前だったこともあり、祖父がカレンダーの日付を切り抜いて、
24時間制の表示を張り付けたのですが、これがなければ、すごい価値があるとの
ことと、従弟は残念がっていました。
そのほか、こちらもいまだ現役のピンクの電話

そして、昔の看板もいまだに・・・


ももクロの夏祭りがエコパスタジアムで開かれた時も、酒楽は大賑わいだったとのこと。
「ピンクとか黄色とかの服をきたおじさんが、いっぱいきた・・・」
俺もそうじゃ~い!(紫だけど。そして、エコパにはいけなかったけど)

酒楽は、常連のおじ(い)ちゃんたちが押し寄せてきます。
昔、同じ町の子供会でいっしょだった少し先輩の方々にもお会いすることが
できました。・・・が覚えていない、

ところで、『吉田類の酒場放浪記』で放送していただいたことによって、
お客さんの多様性がとてもおおくなったようです。

なかには、女性一人で横浜からきました、という方もいたとのこと。

テレビの威力はすごいです。

およそ6時間にわたり、とっても楽しく、幸せな時間を過ごすことができました。

この日はエコパスタジアムで、女性のためのアニメゲームの祭典があったため、
ホテルは満室(2か月以上前から)のため、新幹線で横浜に戻りました。

そして、翌朝、恒例のウォーキングで横浜港にいったところ、

とても分かりにくいかもしれませんが、40~60㎝級の「スズキ」が10匹ほど、岸壁から
1mくらいのところで、小魚をハントしていました。

 

 

 


鍼治療の効果にびっくり

2018-04-28 06:30:31 | 日々徒然

1月末に背中を痛めて、菊名駅近くの『クオーレ整骨院』で
マッサージ治療を受けています。

最初は、長年つきあっている五十肩の痛みとも合わさって、
寝返りをうつのも一苦労、そのつらさは筆舌に尽くしがたい
(大袈裟ですが)ものでした。

2回マッサージ治療を受けただけで、背中の痛みと張りはかなり
やわらぎ、五十肩もかなり楽になりました。

その後も継続してマッサージを受けています。

先月末にクオーレ整骨院菊名店が開店1周年ということで、
いろいろ特典をいただきました。

そのなかに、「鍼治療のおためし」があり、木曜日に施術して
いただきました。

子供のころ、祖父が自宅で鍼治療を受けているのをみていて
気持ちよさそうにしていたので、まったく、不安はありません。

実際に治療を受けると、痛みというものは、ほとんど感じません。
ただし、なんとも不思議な刺激を感じました。
そして、筋肉が勝手に反応するような経験もしました。

治療の効果を、翌日金曜日の朝、実感しました。
背中の張りが感じられず、また、五十肩の痛みもおどろくほど
軽くなっています。

そのことをトイレにいるとき気がつきました。
「あれっ?あれっ?」と連発して「声」に出しました。
びっくりです。

楽になってきているとはいえ、肘をまげた状態で腕を
水平にあげる、お風呂の縁に腕をのせたり、腕時計を
みるような動作、をするのがつらかったのですが、
まったく、痛みがないのです。

おそるべし、鍼治療・・・

ゴールデンウィーク中、また、鍼治療をお願いする予定です。

今日は、掛川で居酒屋をやっている従弟のところに行ってきます。

妻と妻の妹も同行です。

10年以上あっていないので、楽しみです。




ひさびさの良い料理店というかお酒飲める店【海鮮小料理屋 魚心:うおしん】

2018-04-26 21:13:30 | 日々徒然

 地元、六角橋にひさびさに名店が・・・
 自宅から徒歩3分の、六角橋商店街の一角に、『魚心』という
お店が先月オープンしました。
 なかなか訪問する機会がなく、今月に入ってから伺っています。
まだ、5回しか伺っていません。一度だけ妻と豪遊しました・・・

前々回伺ったときのことをご報告します。
(実は昨日もうかがったのですが、写真を撮るのを忘れました・・)

まず、このお店、魚とお酒は、超一品です。魚は毎日、河岸から
仕入れているとのこと。本当に新鮮、素晴らしいネタです。

まず、刺身三品盛りをお願いすると、

どこが3ぴんなんじゃぁ~い!どうみても6品、きびなご、かんぱち、マグロ味比べ、ブリ、ハタ、
そして、ホタテ・・・しかも、産地がすごーい! これが1000円以下?ほんとうに?

日本酒も豊富に用意されていて・・・

『尾瀬の雪どけ』という淡いももいろの濁り酒をいただきました。ピンクではなく、『ももいろ』です。
残念ながら「●●ー●ーZ」とはつながりませんですが・・・

そして、日本酒用の1合のこの器、メカニズム的にもすごいものです。その機能を知りたい方は
ぜひ、お店に行ってください。びっくりです。

さらに、

寒鯖の開き、この日が最後となるメニューだそうです。塩加減、油、サイコーでした。下品なようですが、

完食です!

そして、岩手の岩ガキ

すべて、おいしくいただきました。

何回か伺っていますが、一回もはずれがありません。

店員の方々の接客も、たぶん、皆さんが想像もできないほど、すばらしいものです。

店主の教育の成果だけではなく、それぞれの店員の方々がお持ちになる、
天性の人間性の良さがあらわれているのでしょう。

絶対に、幸せになれる時間を提供していただけます。

これからも、寄らせていただきますので、店主殿、よろしくお願いいたします。

 

 


完全互換の方法による公差解析は意味がない!(一様分布の特性)

2018-04-21 08:32:07 | 技術・エンジニア

 かなり過激なタイトルにおどろかれた方もいることでしょう。
 昨日、先月開催されました日刊工業新聞社様主催のMT法に関するセミナーを
受講された方からのご質問を受けました。そのご質問は、一様分布するような
事象を項目に含む対象に、MT法は使えるか?というものでした。

 私は、MTシステム、公差解析、分散分析、実験計画法、品質工学、信号処理
などのセミナー講師をさせていただいております。

 どれも、統計学の知識が不可欠で、セミナー対象と同じくらい、統計学の解説に
力をいれています。これをしないと、セミナー対象の本質を理解していただけない

からです。

 統計学の解説のなかの中心極限定理の説明では、下の図を使います。
 中心極限定理とは、もとの分布がどのようなものであっても、そこからn個の
サンプルを取りだしてその平均を計算する、そして、これを多数回くり返すと
得られた多数の平均の群れの平均は、母平均にちかづき、群れの分散は、
母分散の1/nにちかづく。そして、さらに、その群れは正規分布にしたがう。
というものです。

さて、下の図をご覧ください。

 さいころの出る目はすべて1/6です。つまり、確率密度は一様分布になります。
 大きさちがいの4個のさいころをなげて、その出た目を合計すると、4×1=4
 から、4×6=24、(4~24)になります。
 上の図は、合計が4から24になるさいころの組みあわせを書きだして、
 積み上げたものです。14を中心に左右対称の釣り鐘型があらわれました。
 
  つまり、正規分布に近い形です。これが、統計学的な事実です。

 機械部品の寸法や電気部品の特性に、そのばらつきの範囲をしめすために
使われるのが公差です。機械部品の寸法や、電気部品の特性のばらつきは
正規分布にしたがうことが多いのですが、なかには、一様分布するものも
存在します。

 公差の集積(複数の部品を組みあわせたとき、結果がどの程度の範囲をとるのか?)
を推定する技術を公差解析といいます。
  公差解析には、完全互換の方法と不完全互換の方法があります。
 完全互換の方法は、取る幅の最小値と最大値を計算する方法です。
 上のさいころの例でいえば、公差の集積結果は4~24になる、ということを
結論とします。
 一方、不完全互換の方法は、統計学を使って、一定の危険率のもとで、
取る幅の範囲を推定します。私は、こちらが正しいと考えています。

 ごくわずかな確率で発生する集積公差の最小値や最大値付近まで、考えて
いたのでは、個々の部品にあたえる公差をとても厳しくしなければいけません。
 当然、大幅なコストアップにつながります。
 そればかりか、設計自体が成り立たなくなることも起こりえます。

 どの範囲にすればよいのか?は統計学的な危険率をもとにすればよいのです。
 製品の品質水準を3σ管理としたいのであれば、両側の確率が0.135%程度に
なるように推定すればよいのです。

 完全互換の方法も行うべき、と指導される上司などもいることでしょうが
たぶん、その方は統計学をあまり知らないのでしょう。

  昔、私は上司から、
「完全互換の方法でも・・・」といわれたのですが、さいころの事例を
説明したところ、納得していただきました。

ひさしぶりに技術的なはなし、しかも長文、最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

 ご質問などありましたら、コメント投稿してください。コメントは
公開しませんかr、ご安心ください。

 

  


二刀流

2018-04-19 20:33:44 | 日々徒然

 先日、深夜ラジオを聴いていたら、
「大谷翔平選手が真の二刀流になるためには・・・
 バッターボックスにバットを持って入るとき、
 もう一本短めのバットも持って入ることだ!」
と言っていた人がいました。

大谷選手の活躍はすごいですね。

しかし、日本のプロ野球には、大昔、すごい二刀流の
選手がいました。

野口二郎選手です。投手としても、バッターとしても
立派な成績を残しています。

しかも、規定打席、規定投球回数を同じシーズンで
達成しています。

野口選手のご兄弟3人もプロ野球選手という、すごい
家系です。

大谷選手を元祖二刀流と言っている方がいらっしゃいますが
野口選手のことを知っていただきたかったので
あえて書きました。