QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

桃神祭

2014-07-28 21:57:20 | 日々徒然

『桃神祭 【とうじんさい】 』 とは・・・

 大昔、天の神が地上に6人の天女を遣わしました。
6人は6色に色分けされ、その技芸によって地上の人々を幸福に
することを目的としていました。

 彼女たちは 『桃色四葉草』 とよばれていました。

 しばらくすると、ひとりは天に呼び戻されたため5名となって
しまいましたが、その名を 『桃色四葉草 乙』 と改め、活動を続けます。

 地上の多くの人々は、彼女たちをあがめ、敬愛することで自然と
幸福になっていったのです。
このような人々は 『モノノフ』 と呼ばれ、そして、その数はどんどん増えて
いきました。

 そして、2014年7月26日、27日の2日間、5人の天女に
いざなわれた延べ13万人のモノノフが、相模の国 小机にある
横浜国際競技場に集結し、5人の天女をたたえる祭りを開きました。
これが、今でも語り継がれている 『桃神祭』 です。

!ちゅうことでぇ、行ってきました!『桃神祭』
まず、26日(土) 12時30分に自宅から日産スタジアムに
タクシーで乗りつけ、事前認証を済ませました。
 今回から導入された顔認証システムです。

 スタッフの方がファンクラブ会員証(ICカード)をリーダにかざして
名前を確認します。そして、
「こちらに立ってください」と言われてカメラの前に・・・
すると、発券機からチケットが発券されました。

 残念ながら、サイドスタンド2階席。前々回、前回の2回があまりにも
良い席だったので、その反動か?

 実際、席にいってみると、観客というより裏方スタッフさんの気分が
あじわえるような席でした。ステージの裏がわずかですが確認
できました。
 まぁ、まわりのモノノフたちがとても良い子たちで、さらに、横浜出身の
れにちゃんが招待した出身小学校の児童と父兄の方々もいて、
それなりには楽しめましたが… 「明日に期待しよう!」

 ところで、初日 モノノフみんなが大好きな 『Chai Maxx』 がセットリストに
アップされていませんでした。緑色のボクシンググローブを自慢げに
もっていた、おじノフの方、残念でしたね。

 さて、2日目、昼過ぎまで快晴の猛暑日でしたが、14時30分ごろ
出発し、15時少し前に到着し、認証ブースへ。妻の顔認証が終わり、
チケットが発券されブーステントを出ると、猛烈な雨が降り出しました。

 チケットには、『バックスタンド2階』 と印刷されていました。2階席は
屋根があるので、とりあえず入場しましたが、通路、階段は、アリーナ席や
屋根なしの1階席のお客さんであふれかえっていました。
 この方たちは入場制限がかかっているのです。

 豪雨と雷のせいで、16時30分開演が17時30分に変更になりました。
 17時30分に開演し、オープニングステージ、オーバーチューンとつづき
1曲目の 『天手力男』がはじまりました。この時点では、まだ、雨が結構
降っていました・・・が、この曲が終わるころには、雨が完全にやみました。

 そして、最初のトークがはじまると、夏菜子ちゃんが、
「あッ!みてみて、虹!」 と叫びました。
いつもこんな調子でそっちのほうを見ると
「ばかが見ぃ~るぅ~」というのが落ちなので、今回もそれか?と思ったら
本当に虹がでていました。
 雨をやませて虹までだしちゃうももクロちゃんのパワー、さすがです。

 残念ながら2日めもあまり良い席ではなく、しかも隣のおじノフがあまり
マナーがよろしくない方で、私の顔の近くでサイリウムを振り回します。
 しかも、なんども私の足を踏んだりします。最初は、謝ってくれたのですが
だんだんそれもなくなり・・・まぁ、みんなが楽しんでいるので、トラブルは
起こしたくなく、じっと我慢しました。

 ちょっと、不完全燃焼のライブ参戦になってしまいました。

 今年のモモクリは埼玉スーパーアリーナ2Days(24、25日)という発表が
南国ピーナッツ(松崎茂さん)から発表がありましたが、ハコの大きさから
そうとう競争率が高くなりそうです。

 最後にひとこと
「いま、この地上にいる人間は2種類しかいない。
           すでにモノノフになっちまったやつと、
                   これからモノノフになるやつだ!」


ひさしぶりの更新です!

2014-07-21 19:53:06 | 日々徒然

 7月7日以来の更新になります。
 実はこの2週間、公私にわたりいろいろと忙しくすごして
いました。
 実家(静岡)の母が救急搬送されて入院し、一時、回復
したのですが、また、具合が悪くなりで、静岡に行ったり来たり。
 今は、快方にむかっており、一安心です。
 また、日本ナショナルインスツルメンツ社さんが主催の
LabVIEWグラフィカルデザインコンテストに出品する論文の
執筆など、なかなかブログに手を付けられない状況でした。
 その間、ももクロの夏菜子ちゃんの誕生日があったりしたのですが・・・

 さて、本日はももクロの日産スタジアムライブ『桃神祭』の
グッズ先行販売が ”東京ビッグサイト” であり、当然、出撃しました。
 3連休の最後を有効に活用するため、なるべく早く帰ってきたいので
払暁出撃(自宅発 05:15)しました。

国際展示場駅には06:30、物販会場には06:40着でした。

すでに200人待ちでした。

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 物販は09:00からです。2時間20分を地べたに座って待つことに。。。
 まわりは、実に紳士、淑女のモノノフたちで、皆さん静かに整然と
並んでいてまったくストレスなしです。 これこそ、ももクロファンです。
 しかし、女性のファンの比率がとてもふえたなぁ、と感じました。

 さて、図書館で借りてきた本でも読もうか、と思ったのですが、人間観察も
面白く、あっというまに7時50分に・・・
 すると、物販開始が1時間前倒しになるとアナウンスがあり、第一ロットで
物販エリアに・・・しかも、クレジットカード払いのブースはとてもすいていて
08:15 には購入できることになりました。

 では、戦利品を・・・
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 左上・・・桃神祭(2014年7月26,27日@日産スタジアム)公式パンフレット
 右上・・・夏のライブ定番 扇子 (そういえば2年前のライブの扇子は
                      新幹線で偶然知り合った修学旅行中の
                      フィンランドの女子高生にねだられて            
                      あげちゃったなぁ)
 左下・・・妻にたのまれた、杏果とあーりんのTシャツです。

そのほかにもあるのですが、今回はこれまで。


回帰の寄与率(決定係数)とは

2014-07-07 21:56:42 | 品質工学

x と y という一対のデータが複数組存在する場合、両者の因果関係を調査する目的で単回帰分析という統計手法が用いられます。

単回帰分析は入力;x と出力;y について一次の線形関係を調べ、単回帰式(方程式 y=ax+b)に関するふたつの回帰係数 a(傾き)とb(y切片)を求めることが第一の目的です。なお、統計学では一般的に傾きをb1y切片をb0としています。

x での実際の y の値と、その方程式により求めた y の推定値との差を『残差』 といいます。残差の2乗の総和が最小になるようにb1とb0を推定します。

また、求めた単回帰式が現実のデータ群にたいしてどれくらいあてはまりがよいか?を調べることも目的のひとつになります。あてはまりのよさをあらわす指標が、寄与率 (経済学では決定係数)と呼ばれる指標であり、R2で表示します。

Microsoft社のExcelでは、グラフウィザードを使い散布図を描いて、その散布図に単回帰直線を自動で引くことができます。さらに、オプション機能を使うことでグラフエリア内に、単回帰直線の方程式と寄与率;R2を記入することもできるので、すでに使いこなされている方も多いものと思います。

yb1x+b0という単回帰式を求めたとき、R2は必ず01の間の値をとります。そして、1に近いほど求めた単回帰式がデータに対してうまくあてはまっていることになります。

私が提唱している 回帰寄与率型SN はこのR2が重要な役割をはたしています。

また、回帰分析には 『ゼロ点回帰分析』 という方法もあります。これは、入出力関係が原理的に原点(00)を通る場合、y切片のある単回帰式ではなく y=b1 x という式にあてはめたい、という考えに基づき考案された回帰分析の一手法です。

本来、原理的に(00)を通る特性であっても、単回帰分析をおこなうと計測誤差などの影響で(00)を通らず、y切片があらわれる場合がほとんどです。当然、このとき残差の2乗の総和は最小になっています。しかし、y切片を無理やりゼロにするのがゼロ点回帰分析ですから、回帰式のあてはまりのよさは、単回帰分析よりもゼロ点回帰分析のほうが必ず悪くなります。

さらに不思議なことにy=-axbのような関係をもつデータ群にゼロ点回帰分析をおこない、あてはまりのよさの指標であるR2を求めると、なんと、R2 0 となることがあります。

R2は相関係数の2乗であるからマイナスになるわけはない!マイナスになるのはけしからん!と考える人もいますし、0(単回帰にまったくあてはまっていない状態)よりもR2が小さくなってしまうほど、あてはまりがひどいんだ、とR20をすなおにうけいれる人もいます。

Excel2007以前のバージョンは、散布図でのオプション機能もLINEST()という回帰分析を実行する関数もR2がマイナスになる計算をしていました。ところが、Excel2007以降、散布図のオプションはR2がマイナスになる計算をしているのに、関数LINEST() は絶対にマイナスにならない計算方法を採用し始めているようです。当然、両者のR2の結果は異なります。

そして、ゼロ点回帰分析で、R2 0にならないような関係のデータ群について求めたR2 の計算結果も両者で異なるという、大変由々しき問題が発生してしまいました。

先日の品質工学研究発表大会で交流がはじまった静岡品質工学研究会の方にこのことを教えていただき、いろいろとメールでディスカッションしました。 

私は、ゼロ点回帰式のあてはまりが悪い場合、R2 0 となってもまったく問題がない、という立場をとっています。それはつぎの事例から説明できます。

(x,y) の関係で 11) (22.2) (33.1 というデータ群にたいして、単回帰分析をおこなうと、b11.05 b00 つまり、y=1.05+0となります。そして、R2 0.993 になります。

一方、このデータ群に対してゼロ点回帰分析をおこなうと、b11.05 つまり、y=1.05xというゼロ点回帰式が求まります。そして、R2 0.993 になります。

つまり、R2 0 が存在する計算方法を採用した場合、このデータ群にたいして単回帰分析をおこなった場合とゼロ点回帰分析をおこなった場合の結果は一致します。しかし、R2 が必ずプラスになるゼロ点回帰分析の計算方法の場合、R2 0.999となり、単回帰のR2 と一致しないばかりか、その値よりも良好なあてはまりをしめしてしまいます。

私としては、この現象はR2 0になることよりも重大なあやまりであると思うからです。

ところで、先日 『BABY METAL』 がガガさんの全米ツアーの前座をつとめることをお知らせしましたが、昨日、なんとガガさんの日本ライブの前座をももクロちゃんが務めるという発表がありました。ガガさんの要請だそうです。びっくりです。

日産スタジアム2Daysまで、あと3週間をきりました。体調を整え、体力をつけておきます。

なお、BABYMETALの英国でのライブは、大成功だったようです。よかった、よかった!