ひさびさの更新です。そのため、かなりの長文です。ご注意ください。
7月の上旬に母が重病にかかり、先週まで夏休みや何回かの週末を
実家ですごし、入院先の病院に見舞いにいく、という日常をすごしていました。
そのため、なかなかブログ更新ができない状況で8月も終わりをむかえようと
しています。
以前ブログで紹介させていただきましたように、幸い『桃神祭』にはいくことができました。
その後、ガガさんの全米ツアーのオープニングアクトをBABYMETALちゃんがつとめ、
日本公演の2日目では ももクロちゃんもそれをつとめる、という本来であれば、
私にとって胸が熱くなることもあったのですが・・・
先週、母が長期療養できる病院に転院できたので、なんとかおちつきを
取り戻すことができました。しかし、これからも父の負担は減るわけではないので
なるべくこれからもサポートしていくつもりです。
さて、8月の最終週は仕事面でもいろいろなことがありました。そして、
入社当時のことを思い出すような場面もあり、なかなか充実した5日間でした。
入社以来、70%以上の時間を、タイムレコーダの開発・設計に従事してきました。
タイムレコーダは、ご存知のように、時計の機能があります。アナログ時計もあれば
デジタル時計もあって、そのタイムレコーダが所有している ”現在時刻情報” を
表示しています。
現在では、CPUの内部時計の時刻情報がタイムレコーダが所有している現在時刻
情報になっています。昔の機械式では、タイムレコーダのアナログ時計とタイムカードに
時刻情報を印刷するための活字が時刻情報でした。
25年ほどまえ、上司から、『タイムレコーダの設計原理となる、タイムレコーダの機能の
定義をまとめなさい』という指示をうけ、一番最初にあげたのがつぎの内容でした。
『タイムレコーダは、使用者と従業員の両者が共有して認知できる公に正しい時刻に
限りなく近い時刻情報をもち、その時刻を表示する手段とタイムカードに印刷する手段を
有すること。なお、表示している時刻情報と、その時点で印刷された時刻情報は一致して
いなければならない。』
自分にとってはとても大事なことだと思ったのですが、なぜか、却下されてしまいました。
入社当時、配属された技術部副部長のIさんにはいろいろと特殊な社内用語や
ことばの表現、そして、”時計” に関する知識を教育していただいたことも思い出しました。
タイムレコーダメーカーは時計メーカーでもあるわけで、時計に関する内容も多く、
小ネタに使えるようなものもありました。
「アナログ時計の ”もじばん” を漢字でかくと?」
「アナログ時計の ”もじばん” にローマ数字を使うとき、”4” は、”Ⅳ” としてはいけない!
”IIII” と書く。この理由は?」
「アナログ時計の ”もじばん” には、その時計(部分)を組み立てた原(生)産国名を
記載しなければいけない。しかし、スイス製の時計に限り、国名以外の記述が許される
こともある。それはどのような記述か?」
「アナログ時計で、時針と分針の取り付け位置関係が、分針のほうが上にある理由は?」
「時計が時刻を刻み、1秒や1分時刻を進めることを ”ほしん” といいます。
”アナログ時計のほしん” 、”CPU内部時計のほしん” をそれぞれ漢字で書くと?」
すべてが本当かどうかわかりませんが、Iさんに教わったことは強烈に印象的でした。
今でも、カレーパンやたわしをみると Iさんを思い出します。