元VSやんちゃ隊のスカウターのボログです(笑)

何故という疑問を持つことから始まる楽しさを知ろう(^_^)v
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※野営地を選ぶポイント※v2

2017-07-15 06:00:00 | さとぴょん

※野営地の選び方

野営地を決める3つのポイント (優先度順)
1.設営する場所の安全性
2.風速と風向き
3.降雨の有無または降雨の可能性



1.設営する場所の安全性
もし野営地全域がフリーサイトということであれば、先ず自分たちの設営する場所から決めることになりますが、この場合は  やはり安全性の確保から考慮すべきでしょう。
背後に山や丘の斜面があったり、川のすぐ近くというのは現在の天候にかかわらずさけておくべきです。
(川の中州に設営するのは自殺行為です)
風の強い時や雨が降っている時には、それらを避けられるような場所があればそこを設営場所にします。周辺の景色や炊事場、
管理棟、トイレなどの場内設備からの距離は、前述のような事項をクリアしてから考えるようにしましょう。

2.風速と風向き
高原でさえぎる物が無かったり、海に面したキャンプ場では、かなりの強風が吹くことがあります。
そういう場合、 テントは出来るかぎり木立や、 岩陰などで風を避けられる様に配置します。
次にタープですが、こちらはメインポールが風向きと平行になるように設置します。
これを逆にするとタープにまともに風を受けることになるので気を付けましょう。
また、あまりに風が強い時はタープの設営そのものを断念した方が良いでしょう。

3.降雨の有無または降雨の可能性
降雨時または降雨の可能性が高い時は、テントの出入り口をタープのひさし内に設置すれば良いでしょう。
雨の量が多い場合は、使用しているテントが小型なものであるなら全体または大半をタープ中に入れてしまうというのも手です。
タープ内のスペースは当然狭くなりますが、フライシートよりは遥かに確実にテントを雨から守ることができます。


※テントを設営してはいけない場所※

1.植生の痕跡のない場所は増水する
川原を見るとテントを張りたくなりますが、木々草木の植生がまったく見られない場所は水が出るといっきに増水する場所。
こういう場所にはテントを絶対に張らないこと。

2.川原や中州は川そのものと思え
川原や中州で多少草木が生えていても、そこは増水したことのない場所とは限らない。
増水する天候でなくても川原や中州には絶対にテントを張らないを鉄則にしよう。
特に中州はいざというとき逃げ道がない。
これをしかと肝に銘じてキャンプする場所を選ぼう。

3.砂防ダム真上は危険
激しい土砂の流出をくい止めるために造られるのが砂防ダム。
それだけに土砂堆積は進み河床勾配が緩くなり川原は平坦でキャンプサイトに格好に見えてくる。
しかしここが一番危険な場所なのだ。

4.山間部では雨が降ると鉄砲水
日本の渓流は急峻な谷ゆえ、ひとたび雨が降ると、川が一気に増水し鉄砲水となるケースが少なくない。
雨が降ったらすぐに川から離れる、が鉄則だ。

5.大木の真下にテントは張らない
ほかに何もない大木の真下は雷が落ちたときに飛び火するのでここも避けること。
樹木の頂点から45度の角度の範囲内で真下から離れたところが影響を受けにくい場所。
一番は林の中だけど。

6.がけ下は、土砂崩れの危険あり
がけや大きな段差のある下は、落石や土砂くずれの可能性あるので絶対にテントを張ってはいけない。

7.丘の上は、強風に注意
丘の上では強い風が吹いたり、落雷の危険性がある

8.低地やくぼみでは、水に気をつけよう 低地は雨が降ると、まわりから水が流れ込んで来て水溜りとなったり、雨水の流れ道となるのでテントは張らないようにしよう

9.テントは水面からなるべく高いところに 場所にもよるけれど川の急激な増水は平常時の水面から3~5mくらいまで増えるのがよくあるケースだといわれる。
だから少なくともこれより高い所にテントを張りたいものだ。周囲の植生で判断できないときはこのやり方を採用しよう。