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※携帯コンロは自然に優しい・危険を知ることでより安全に※V2

2015-01-11 20:52:55 | さとぴょん

携帯用燃料コンロやランタンについて

 市販されている携帯用コンロやランタンは使用する燃料の種類によって器具の構造も異なっている。そこで使用する燃料別に使用上の注意点をあげるが、器具を使用するにあたっては、まず説明書をよく読んで、正しい操作方で完全に理解し事前に操作体験してから携行する、正しい操作方法を完全に理解し事前に操作を体験してから携行すること。

 コンロやランタンの操作方法は大体同じなので、コンロの使用方法を中心に説明するが、これらの器具は野外用に開発されたものなので、このことも十分注意して使用すること。特にボーイスカウト活動の場合は、テント内での「はだか火」の使用は厳禁されているので、コンロなどの使用も、テントの中はもちろんのこと、ナイロン性フライテントの近くなど引火性の強いものの近くでの使用は避けること。 白灯油やホワイトガソリンを使用する器具が種類も多く、また数多く市販されている。しかし器具の外見は同じようであっても構造は異なるので、使用する燃料をまちがえないようにしなければならない。器具によっては、火口に近い部分の部品(ノズルと二一ドル)を-部交換すれば臼灯油からホワイトガソリンで使用できるものもあるので注意すること。液体燃料を使用する器具の場合、数分間のプレヒート(火口部分を温める)が必要な器具が多いようだが、白灯油は、ホワイトガソリンに比べて、発火点が高いため安全性は高く、また、器具もバーナー部分はとりはずして携行もできるのでコンパクトになり、共同で使用する大型コンロとして使用することが多いようである。また、ホワイトガソリンはガソリンを直接燃焼するため、小型でも火力が強く、また最近は軽量のものも開発されて人気も言いようである。これらの液体燃料は、専用の容器に入れて保管するのが常識である。

プレヒートを必要とする器具の使用方法

1.燃料を確認する(事前の点検。燃料が十分入っているか.燃料が器 具に付着してないか) 満タンになっていると、かえって空気圧がかからないので、7分目くらいにいれるとよい。
2.プレヒートする 予熱皿にメタなどを入れて点火する。(バーナー部を温める)
3.着火 1~2分バーナー部分を温めて予熱皿の火が消えそうになり、バー ナー部に引火したら、ポンプにより空気圧を加える。プレヒート後予 熱皿の火がバーナー部に移らないようだったら、マッチなどでバーナーから出るカスに点火する。(このとき、火の真上に頭を近づけて操作しないこと。)
4.火の調整・消火途中、炎が青から赤に変わったら再びポンプにより空気圧を加える。消火または火を弱めるときは、空気圧で調整する。(タンク内の空気 を抜くとやがて消火する)火が弱わかったり、炎が不安定なときは火口の燃料出口(ニツプル部分)がつまっていることが多いようだから、その場合は一旦火を消してから付属の掃除針などでニップル部分を掃除する。また、ススが多く出るときは、予熱が不十分なので、プレヒートをやりなおす。


コールマン・ピークワンのプレーヒートの仕方
プレヒート不要で点火でき、タンク内の燃料逆流防止装置により誤って倒しても燃料が漏れない。
火力調整もできトロ火の煮炊きも可。


圧縮ポンプのピストンを30回くらいボンピンクして、内部の圧力を高くする。


火力調節用コックを動かし気化ガソリンの通の通るゴミを取り除く


火力調節用コックはまん中にしたままで、点火用コックを右に回し、火をつける。


点火の状態で 30秒経過したら、点火用コックをさらに右へ回す。その後、火力を調節する。


プレヒートを必要としない器具の使用方法

1.燃料を確認する(事前の点検。燃料が十分入っているか。燃料が器具に付着していないか確認する。)
2.点火軽く空気圧を加えた後点火する。(注意〉 燃料不足のときは空気圧不足なので、ポンプで空気圧を加える。また、反対に、あまり空気圧が強すぎると点火しても点火直後は十分バーナー部分が温まっていないので、燃料が気化せず、液体のまま流れて火がバーナー全体に移ってしまうようなこともあるので注意すること。
3.火の調整・消火・点火後は黄色い炎を出すが、しばらくして炎が青みがかって安定してきたら、空気圧を加えたりバルブの操作により火力を調整する。消火または火を弱めるときはバルブにより操作する。全体的に注意すること


白灯油・ホワイトカソリン両用のコンロ


ホエーブス 625
ノズルを交換すればガソリンから灯油に使用燃料を変えることができるがくれぐれも注意が必要だ。



オプティマス00L
登山用具として最も古くから親しまれ、多くの国産灯油型携帯コンロの手本となった「ラジウス」と基本設計か同じ。


ホワイトガソリンを使用するコンロ


ホエーブス 725
自動加圧式で、小型ながら火力は強力長く登山家に親しまれてきた。


オプティマス 123R
真ちゅう製のバーナー本体にアルミ製のクッカーとハンドル付き。ガソリンコンロとしては最小モデル。



1.燃料の補給は、必ず消火してから行うこと。
2.補給用燃料容器は専用の燃料タンクを使用すること。
3.コンロを2個以上接近して同時に使用することは、止めること。液体燃料を直接焼させるのでコンロ本体もかなり高温になり対流熱も発生するので大変危険である。
4.その他ポンプがスカスカして圧力がかからないときは、ポンプ内のパッキンの乾燥か破損に原因があるので、乾燥の場合は保革油など塗るなどの措置をすること。
(この場合も使用前に点検しておけば分かることである。)

危険を知ることで安全な使い方が見えてくる