業界人T「つんくや秋元康にゴーストライター?無いでしょ?」業界人A・Y「何?つんくさん呼んだ?」

2014年04月25日 00時00分21秒 | 日記


今週も今週で週プレ立ち読みで済まそうと思ったら大石が14期三銃士の漫画を描いてたのを見つけ思わず購入。
こういうのって連載にでもならない限り単行本にならないし大石と三銃士って取り合わせが新鮮だったのでついつい。
大石こういうの嫌いそうだしお仕事で描いてんだろなぁとかあんま期待しないで読んだのだけど思った以上に小ネタが
マニアックでびっくりしたし、似てる似てないは置いといて(なぁちゃんとこじまこはともかく西野未姫ちゃんが壊滅的に
似てない)雰囲気は掴んでたので気になって調べてみたら本人も結構なオタだったらしく凄い意外な一面を見た感。
漫画自体も結構面白かったのでアンコール公演(掲載)願っとります。



で、一応こっからが本題なんだけども同号に掲載されてる橘玲のコラムで耳が聞こえないと偽ってた日本のベートーベンこと
佐村河内守とゴーストライターの件について触れていたのだけどその内容に思わずうんうん頷いてしまう所が多くガラケーを
使ってる奴はいずれ淘汰される原始人(意訳)ってコラムを見て以来嫌いだった橘玲の印象がちょっと変わってしまった。
俺が氏に対してどういう印象を持っているかはともかく今号のコラムの内容は上に書いた通り佐村河内守とゴーストライター
問題から始まり、こんなつまらない問題を起こさないためにはゴーストライターをやめて表向きに作家の名前をちゃんと
クレジットするべきだ・・・とコラムを終えていた。全部が全部に同意できる訳じゃなかったけども俺はこの件について
佐村河内守への批判ばかりでゴーストライターを評価する声が全くない事にいまいち納得できなかったので同感したのだ。

だってそうじゃなきゃ今まで佐村河内守が作ったとされる(実際にはゴーストライターが作った)曲が使われてきたのは
曲が良かったからじゃなく耳が聞こえない人が作ったっていうギミックだけが評価されてたって事になっちゃうじゃん。
あくまでもプロレスライクに耳が聞こえないというギミックを使っていたのならともかく本当に耳が聞こえない人が作ったと
思って今まで曲を評価してきたのに、いざ耳が聞こえないのが嘘だと解ったら騙された事だけにキレて曲の良し悪しなぞ
ほっぽりだして叩かいるだから・・・それは何とも『耳が聞こえない』という事を馬鹿にした話だと思うからなのです。
耳が聞こえないのは嘘だから早々に謝罪して、これからは耳が聞こえないという佐村河内守が作曲したと言う”設定”で
ゴーストライターが曲を売り出せばいい話なのではないか・・・なんて思ってたもんだから。

しかしこういう売り出し方は少なくとも日本じゃあ無理なのだという事もコラム読んでいて思い出させられた。
コラムの中ではかつての真剣勝負だと思われていた頃のプロレスブームを引き合いにだ出し幻想を売り物にする商売は
「本当であって欲しい」と思われなくなったら成り立たないと言っている。筋書きが有ると皆が知っている事が前提と
なっている今のおたく的なプロレスと昔のプロレスでは評価されるポイントがそもそも違うというこっちゃ。



例えばゴーストライターが昨今のプロレスと似たような状況に立たされてしまったらこの本も永田さんの考えていそうな
事をいかにうまく文章にしたかが評価される事になってしまい本の存在意義そのものが無くなってしまいかねない・・・。
芸能人やスポーツ選手の本はゴーストライターが書いているのは最早常識だけど、それでもゴーストライターの存在を
表向きにしないのは「もしかしたら本人が書いているかもしれない」という幻想が少しでもあれば商売上有利だから。
俺はむしろゴーストライターを表向きにいるとして見れば違った面白さも見えてくると思うので佐村河内守の嘘も設定に
替えればいいだけの話じゃんと思ったのだけど、そんな売り出し方が有効ならば今こんな状況になってないよね・・・。
氏のコラムは”自分が書いた・作った”物が評価される事が一番重要としていたけど、そんな事は無理って事は当の
ゴーストライターが一番解ってるのかなぁなんて思ったのでした。俺はなんでゴーストライターが評価されないのか
不思議だったけど評価されないのも仕方がないのかなぁ。そうだとしてもいまいち釈然としないのだけども。



■関連
サイゾー「人気アイドルプロデューサーのTやA・Yはゴーストライター使っている」(外部リンク)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« じーちゃん見て気兼ねなく笑... | トップ | 進撃の巨人13巻出てた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事