前回の引きでこれはやばいと思ったら今回であえなく打ち切り。
遅かれ早かれ切られるとは思ってはいたけど段々ネタ要素抜きで
気に入って来てただけに消化不良の終わり方はいっぱいかなしい。
梅澤テイストを多分に含んでいるとはいえ既存の妖怪のアレンジは
どれも秀逸でアンちゃんに関しては普通に萌えキャラとして見ても
申し分なかったけどこのセンスの古さはいかんともしがたいか・・・。
でもまとめて読んでみると話としちゃ結構綺麗にまとまってるんよね。
徳を積んで人間界(シャバ)に戻ろうと動いてたロックが他人の為に
天上界に逆らってまた投獄されるってオチも反体制的な事はするけど
人道的には反した事はしないロックらしいし最低限の前振りは決着を
付けているから連載長く続いたとしても最初からこんな感じのオチに
するつもりだったのかもしれない。前にも言ったけど意外と話作りは
手堅くキャラも掴みやすかった(いつものテンプレといえばそれまで
なんだけども)から強引な締めでもそこまで不自然じゃないのは凄い。
作風のせいでそんな感じしないけど何のかんのでベテラン作家だしね。
てゆーか調べてみたけどもう49歳なんだ・・・。1巻おまけページで
「読んでくれてありがとよ!!ゲヘヘヘヘヘ」
「単行本2巻もヨロシク!!ギャハハハハハ」
「クソ妖怪(ヤロー)ズでした!ガハハハハ」
とか見開きでやってて心はいつまでもデビュー当時のままなんだなと
思ったんだけど改めて年齢を考えると、結構これ凄い事かもしれない。
逆算すると魔城ガッデムやった時点でもう既に30代後半だって事も
解って余計に面白かったんだけど、いくつになってもこういうのを素で
やれるんだからやっぱ稀有な作家なんだろうと思う。
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