引っ越すにあたって半ば開かずの間と化していた小屋や
車庫の棚に半世紀近く置かれっぱなしだったダンボールの箱を開けていると
祖父や親父の世代の教科書や文房具が雑な感じに敷き詰められていたり
恐らく勢いで買ったはいいが大して使わなかったであろう日用品が出てきたりして
物の状態から背景を感じるのがちょっとした楽しみだったりしてました。
親父が子供の頃にボール遊びで紛失したと思われる全く弾まないボールが
小屋の棚の上から落ちてきた時には、何十年も止まっていた時計が一瞬だけ
動いた様なちょっとセンチメンタルな気分になったりもしましたよ。
年代物の家を売り払うから寂しい気持ちが湧いていたのは無論のこと・・・
今は亡き親父とは野球部員だった頃キャッチボールをよくしていたので
親父が投げたボールを受け取った様な錯覚になったからなのですね。
実際のとこは誰が投げたボールかは解らないですし
下手したら幼少時代の自分が投げたボールの可能性もありますが
そういうこじ付けをしてしまう程度には家を手放す寂しさはあります。
・・・ただそれらを手放しても除雪作業から解放されたいと思う位には
一人の除雪作業は耐えられなかったし、引っ越し日が近づいてきた今は
不毛の地を離れられて清々する気持ちが強くなってきております。
現金というか・・・まぁ身体は正直ってやつですね・・・。
引っ越してからは無駄に過去を振り返らずに往くぜいぃ。
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