渇いた笑いを浮かべながらアニメ版寄生獣の自己主張が激しいBGMを聞いていたら久々に
カンナムスタイルを聞きたくなりようつべ見に行ったら再生数が22憶とかなってて吹いた。
2012年の暮れにF5連打の不正で10億再生突破とか吹かしてたのをきっかけにこれを
知ったのだけど正直に言うと俺自身はカンナムスタイルを割かし嫌いじゃ無かったりする。
メロディーと音は単純な方が印象に残りやすいし韓国語のイントネーション自体そんな所が
あるからメロディーの自己主張の激しさにMVの下品さが良い感じに合ってて好きなんだ。
22憶再生される程のものかはさておき覚えて貰う為の手法としては上手いなぁとすら思う。
耳に残るかどうかとは直接は関係ないけどコレをサッカーイタリア杯決勝でPSYが歌ったら
大ブーイングされたっていう笑い所と、和訳した歌詞も上で書いた下品な要素に負けず劣らず
品が無いって所もポイントが高いですな。
・・・と、書いててアニメ版寄生獣のBGMが内容にいかに合ってないかが更に解った気がする。
しかしアニメ版の演出のヘボさと原作の意図の汲み取れてなさっぷりを見るにつけ一周回って合って
いるような気もしてくる。技術的に優れた物が必ずしも記憶に残る訳では無いという悪例だなこれわ。
一番駄目なのは寄生獣のBGMが段々と許せて来て好きになってきている俺自身なんだけどもね・・・。
「あんなことがあったのに普通にしてる泉君はおかしいよ!」と発言させたのは
相対的に主人公(=視聴者)がマシに見えるという
アニメスタッフの高度な演出だと思う
苦言を呈したくなる視聴者の複雑な心境ともリンクしていて見事だと思う、演出と考えると。
眼鏡と言えばシ新一が眼鏡を取った事に関して最初は本人も自覚しない内に身体能力が
あがっているという解りやすい演出にしたのだな・・・と好意的に受け取ったのに親父すら
眼鏡を取った事に触れてないから脱力してしまったのだけど演出として考えると
「(誰がどう見ても一番強そうな光男の取り巻きに向かって)あんたがボスだろ?」
っていうギャグみたいなシーンも、戦闘力を察するミギーの力は研ぎ澄まされてるけど
まだ混ざり方が薄いから視力は回復しきってなくて光男の取り巻きもボヤけてたの
だろうなと思えてくる。
しかしそれでも美術部の生物としての強さは半端じゃあないよね・・・。
作中の人間というくくりでの生物的な強さなら黙れと言われて本当に
一瞬で泣き止む田村の赤ん坊よりも上だと思う。