金曜日の夜に親戚の祖父の訃報がありすぐさま現地へ向かう。
線香を上げてから話を聞くと本当にポックリと逝ったそうで
話を聞いて驚いたけど死んだ当人が一番驚いただろう・・・。
最後まで元気なイメージしか無い人だったし騒ぐのが好きな
じいちゃんだったのもあったのか、あんまり湿っぽい空気に
ならず生前の笑い話をしてる時間の方が多かった気がする。
本当に急に亡くなったので周りも実感が沸かずかなりバタバタと
した日程を組んでもいたので、悲しむ暇も無かったのだろうけど
仮に自分が急に死んたとしてもこんな空気にならないと思うので
やっぱり周りから慕われてたんだろうなぁ。
大の酒好きで棺の中にウイスキーを入れて欲しいという
生前漏らしていた願いは火葬の関係でやんわりと断られた
ものの死に水をウイスキーにしてもらうという粋な計らいを
見せてくれた葬儀屋のお陰で綺麗な幕引きになったと思う。
そんな酒好きな祖父だったので通夜でも大量の缶ビールが
席に並んでいたのだけど、守るべきマナーは守りちゃんと
献杯の挨拶からしめやかに通夜は行われました。
俺は酒が飲めないので烏龍茶でオードブルをつまんでいると
同じ席に座った親戚が通夜で出す缶ビールはアサヒが良いって
知っているかと聞いてきた。知らなかったので理由を聞いたら
他メーカーの缶は明るい色合いで煌びやかだから乾杯が厳禁な
席には向かないとの事らしい。金色より銀色の方がそういった
場に適しているのでアサヒスーパードライが無難なのだそうな。
あぁ・・・言われて見ればそうかもなぁ。
と、思わずほんほん頷きつつその基準で言えば今日出された缶ビールは
どうなのだろうと大量並んでいる缶に目線を移すと・・・そこには・・・。