こうなったからには小人におまかせするしかあるまいて

今更何を改まって言うかといった感じだけど俺は半端者で時にその半端さ加減が恥ずかしくなる事がある。
例えばオタ趣味ひとつとっても自分をヌルいオタクだと自称する事でディープな連中を気持ち悪い物として
仕立て上げている節がどこかにあったりする。オタクとしての知識も技量も熱量もどれをとってもヌルいと
自覚はあるのに、いざ相対的に自分のヌルさが解ってしまうと急に引け目を感じてしまうもんだから勝手な
レッテル貼りに走ってしまう。要は対抗意識はあるのに意識の向きが後ろ向きなんのよ。

勿論前向きな対抗意識を持つ事はあるにはある。だがしかしそういう時もどこか向きがズレている。
自分より絵が上手い人を見れば俺には稚拙ながら文章ネタがあると思ったり、逆に文章が上手い人を見ると
俺は下手糞だけど一応絵は描けない事も無いしと思ったり・・・対抗するように見せて実の所逃げている。
ある意味では上よりもタチが悪く絵も文章でも両方こなせる人を見ると「だけど俺にはパチンコがある」と
全く意味の無い虚勢まで心の中で張り始めたりもしてしまう。しかも始末に悪いのは自分が逆立ちしても
かなわないレベルの絵なり文なりを見ると素直に感心してしまう所でズレまくりの虚勢も相手を見てから
張っているとういう絵に書いた様な小物ぶり！しかも口には出さない！

ただ周りに付いて行こうという意識が薄れまくって自分の好きな物だけを取捨選択するようになった今
そんな虚勢を張る様なケースにすら陥らなくなって来ている。果たしてこれは良い傾向なのだろうか。
虚勢を張るも遠からずやる気に繋がる事がある訳でそれが起きずらくなったって事はごまかしごまかし
ブログをやっていく事になってしまう訳でもしかすれば悪い傾向なのかもしれない・・・が、今の俺には解らない。

余談だけど俺の悪癖の一つにめんどくさがりがある。面倒くさいから俺は解らないままにしちまうのだ。いつもいつも。