何のかんの言いつつ見続けていたらいつの間にか一週間の楽しみの一つになったノブナガザフール。
要素だけ見ると自分が殆ど関心の沸かないもんばっかりなのに素直にストーリーが楽しめてるのは作画と演出が完全に
クソアニメのそれな事なのが大きい。木戸ちゃんとはるきゃんのコンビとかいって俺得過ぎるしチャチャ・ハツ・ゴウの3人も
ほぼ確実に棒読みだろうから・・・というのが視聴に踏み切った理由だったのだけどフタを開けてみたら・・・でした。
この二人に関しては全然問題無く聞けちゃうレベルで上手くなってたから、ある意味では期待外れではあったのだがw
お話の方も2クール目にしてようやくお膳立てが整ってきたけど、整ったまま終わりそうな所もまた自分好みで良い感じ。
つまりこれからストーリーが盛り上がろうが盛り下がろうが、クソアニメの体を保っているのなら記憶に残るアニメになりそう。
なもんでストーリーが折り返しを過ぎた所なれども、早くもノブフー見て良かったなぁとか過去形で語りそうになっとります。
案の定世間的には全く注目されておらず話題にも上がらないアニメだけど、そこに関しては俺が楽しめてるようなアニメだから
空気扱いされるのもしょうがないよねと納得できたりもして。声のうるさい人も沸かないから精神衛生上の非常によろしくもある。
ていうか俺がこのアニメを好きな一番の要因であるから決して悪い意味で言ってる訳で無いんだけど可も無く不可も無くな話を
誤魔化せる演出の勢いが全く無いのが凄いよね。絵コンテの段階からおかしいと思うんだけど「なんで?」って絵面が多過ぎる。
盛り上がるシーンでも定点カメラで俯瞰的な構図を映してる意図が全く見えないし、シナリオに書いてある事をバカ正直に絵に
起こそうとするからそうなっちゃうと思うんだけどわざわざ見せる必要無い所を描いていたりもするし。
その、何ていうのかな、今のアニメって大体手法が確立されて見栄え良くできる演出ってのはお約束としてあると思うのだけど
そういうお約束と違う事を天然でやってる所で毎度不意打ち喰らってしまって笑ってしまう。同列に語るのもどうかと思うけど
演出に関してはWUGと方向性が似ていて、作ってる側が大真面目なのは伝わるから好感度も高い。おかげで非常に楽しい、と。
こうは言ってるけどミツヒデとカエサルのフラグをどう回収していくのかは真っ当に楽しみではあったりするから一概に糞とは
言い切れないバランスも良いんだよね。後半の展開どうなる事やら。