長池公園“雑木橋トレイル”で樹の枝をチョコチョコ動き回っている「シジュウカラ(四十雀)」。シジュウカラ科シジュウカラ属の留鳥で体長は14~15センチ。全国の平地から山地の林内に生息するが住宅地でも見掛けることがある。『ツツピー、ツツピー』というさえずりや『ジュクジュクジュク』という地鳴きがわかり易い。
湯殿川“住吉橋”付近の桜の枝に止まっている「シメ(しめ※)」。アトリ科シメ属の冬鳥で体長は18センチほど。モズと同じような大きさなので見た時はモズかと思ったが、横顔を見ると異常に大きな嘴が見えたのでこれはシメだと確信した。モズやスズメなどは身体の大きさと嘴の大きさのバランスはそれなりに合っているが、このシメやイカルなどは嘴が体長に比べて大きくやや不格好に見える。
※しめの漢字は旨へんに鳥
昭和記念公園で見つけた「クロチク(黒竹)」。イネ科マダケ属のタケで稈は成長するとともに黒くなる。マダケやハチクと同様に120年に一度開花しその後は枯死する一稔性(一回結実性)植物。多摩ニュータウンでは4~5年前から各所でハチクの開花を確認しており、その後、その竹林は枯れてしまった。
この日は昭和記念公園である針葉樹の撮影目的で公園スタッフの協力を得て探索したが結局見つからず、諦めて帰る際に横の竹林をふと見るとクロチクの花がたくさん咲いていた。雄蕊の葯は萎びているものも多くおそらく昨年秋頃から咲いていたのだろう。公園スタッフも開花を認識していなかったようでまさに偶然の発見だった。花はイネと同じで花穂が複数集まった形で付き一つの花穂から3つの雄蕊が垂れ下がる。雌蕊は穎の中に隠れていて外からは見えない。
京王相模原線南大沢駅とJR八王子駅南口を結ぶバス路線があるが、その中ほどに“多摩丘陵”というバス停がある。多摩を代表するような何とも大層な名前だが、小高い丘の途中にある小さな停留所で周りには戸建て住宅やマンションなどがあるごく普通の場所。その近くの落葉樹に「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」が蔓を絡ませていた。ニシキギ科ツルウメモドキ属のつる性落葉木本で朱色の種子はほとんど落ちていたが記録のために撮っておいた。すぐ近くのバス停の真上でも別の株が蔓を伸ばしていた。