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カカオ・1~果実

 東京都薬用植物園の温室で見られる「カカオ(可可樹・加加阿)」。アオイ科(←アオギリ科)カカオノキ属の常緑高木で英名は“Cacao”。原産地は中央アメリカ~南アメリカの熱帯地域で日本では沖縄県や小笠原諸島で栽培されている。花は太い幹に直接付く“幹生花”で果実は長さ15~20センチの紡錘体で縦に10本の溝がある。果実の中には20~60個の種子がありそれがココアやチョコレートの原料になる。
 さてそのカカオ豆の国際価格が上昇している。国際指標となる先物指標が約6年3ヶ月振りの高値を付けた。世界最大の生産国のコートジボワールは少雨の影響で生育状況が悪化し、世界2位の生産国のガーナでは国家の財政危機で供給が懸念されている。日本では円安や砂糖などの原材料の高騰を受けてチョコレート製品価格に上昇圧力が掛かり、国内主要メーカーは3月1日出荷分からチョコレート製品を値上げする意向のようだ。

『チョコレートは明治』 作詞・作曲:いずみたく 昭和41年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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カラスザンショウ・5~樹皮

 長沼公園“西尾根”に生育している「カラスザンショウ(烏山椒)」。ミカン科サンショウ属の落葉高木で雌雄異株。伐採地などでいち早く育っていく先駆樹でその樹皮には鋭いトゲがある。トゲの基部は円丘状に盛り上がり、トゲは老木になると取れて無くなる。
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