ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

なんで立てないんだろう?ボルドの叫び

2009年06月05日 | 私達のあゆみ

(私達のあゆみ 第53話)

退院2日目

ボルドは、自力で立とうと努力していましたが
薬の影響でモウロウとしているのか?
後遺症で足に力が入らないのか?
自分では全く立てません。
また、補助して立つ事が出来ても
後ろ足が広がってしまい、
すぐに倒れてしまいます。
歩く事は、まだまだ難しい状態です。

退院の際には、
「どこまで回復するかわからない。」と言われて
私達もいろいろ悩み、この先が不安でした。
だって、
てんかんは脳の病気なので
「発作のたびに、脳細胞が破壊されてゆく」
と聞いた事がありましたし、
立ったり、歩いたりする運動機能的なことや
コマンドを理解して行動する知能的なことが、
どこまで以前と同じようにできるのか、
また、できなくなってしまっているか
本当に不安でした。

状態を確認しようと、
伏せた状態でも
「お手」が出来るか確かめてみたり
足のいろんな所を触って反応も確かめました。

「過保護に介護しすぎてもよくない、
無理にリハビリをしてもいけない。」
そうパパ猫に言われても、
あせる気持ちと不安でいっぱいでした。
今考えると、
ボルドはどんな気持ちだったか?
「何で立てないんだろう?足が・・・」とか思って、
「とうちゃん、かぁちゃん、助けてー」と
叫んでいたのかもしれません。
きっと、
ボルドはボルドなりに、
自由にならない体がもどかしく、
イライラしていたのかもしれません。
でも、
そんな時にマロン、でした。

私達にはわからないWAN同士の会話を
していたのでは?とも思えました。
ボルドは
「マロンとまた一緒に遊びたい。走りたい。」と思い
マロンは
「ボルちゃん、がんばって!!
また一緒に遊ぼうよ、早く良くなってー。」と
言っていたんだと思います。

マロンを家族に迎える事は
私達にとっても負担で大変な賭けでした。
ボルドの状態が悪化するのではないかと、
すごく悩みましたが、
「いなくてひどくなったら一緒だよ」と
パパ猫の積極的な考え方で、
当時も必要なことだとは感じていたのです。
でも、
もしボルドが一人っ子だったら?
こうなってみると、
マロンがいて刺激になり、
きっと安心できているのだと思います。
マロンがいて、
本当に良かったと思います。
マロンは、
ボルドが寝たきり状態のときは
着かず離れずの距離で
じっと見守っているかのようでした。

まだ、
寝たままでしか排便できなくて、
申し訳がなさそうな顔をしていました。
寝るまでの間、
何とか立ち上がろうとして・・・・、
なんとかトイレに行って・・・・、
自分で立ってオシッコをしようとしていました。
もちろんまだ無理でしたが・・。

ボルドは、家に帰ってきて
少しずつ以前のことを思い出し、
習慣として出来ていたことをやろうと
努力しているように感じました。
夕食の食卓の傍らに
いつものように・・ボルドがいる。
見慣れた、この風景・・・。
よかった・・・(泣)。

ボルド・・お帰り!

少し回復の兆しが見えてきた
そんな、退院2日目でした。


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コメント (2)
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