ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

繁殖業者

2009年02月22日 | 私達のあゆみ

(私達の歩み 第8話)

ボルドが薬を飲み始めてから、
幸い発作は無く、落ち着いた日が過ぎていました。
この1週間、私達は寝る間も惜しんで、
ネットでいろいろと調べました。

そして、
遠縁ですがボルドのご親戚さんで、
グレーコリー症候群を発症して虹を渡った
かわいい「ルアナ」ちゃんを知り。
グレーコリー症候群も大変な疾患だと感じました。
症状も「てんかん」とは異なりますし、
普段の感じも、
ボルドは比較にならないほど軽症だと感じ、
パパさんママさんの大変さ、心の苦しみは
想像を絶するものだと思いました。

私達は、wanを家族に迎えて、
楽しくおかしく暮すことしか考えず、
あまり病気について考えていなかったので、
CL病といい、グレーコリー症候群といい、
遺伝的な疾患や後天的な病が多いことに
非常に驚かされました。

パパ猫は、
ボルドの生まれた犬舎のことを調べていました。
何か判るか、話が聞けるかと考えたようです。
ネットで調べても、
僅かな情報しか得られなかったようですが、
所在地と評判は少し判りました。

「明日のお休みに、話を聞きに行こうか?」
「ダメでも見ておきたい気がする」とパパ猫。
突然でしたが、
私も何だか気になってきました。
それに、病気のことしかない日々でしたので、
気分転換にも静岡の遠州灘を見に行くつもりで、
ドライブも楽しむことにしました。
留守番の猫娘には悪いけど・・。

高速で3時間ほど、いろいろなことが、湧き出しては消え・・。
どんなことを聞こうかと、パパ猫と打ち合わせたりしているうちに、
いよいよ近づき、
期待と不安で落ち着かない気分。
国道から海岸の方へ少し行くと・・・、
大きな看板が見えてきました。
よくよく読むと・・、私達の期待を粉々に砕く言葉が・・。
「病気など感染防止のため、見学など一切お断りします。」
せっかく来たのだから・・
話でも・・と思い、車を近くに止めて歩いてゆくと、
「小売はしません、見学もお断りいたします」の文字が・・。
繁殖を業とされているわけですから仕方ありません。
犬舎を道路から眺めて、
遠州灘の海岸でビデオを撮影して家路に向かいました。

帰りの車中、私もパパ猫も暫し沈黙。
高速に乗った頃やっと、
「まぁ、満足したよ。きっと生まれてすぐに卸売りされるんだろうね」
「私達が親代わりにならんと・・・、カワイそう過ぎるね」とパパ猫。
ペットショップのWAN達の多くが、
こうやってショップに来るんだなーって・・。
何だか複雑で、なんだか泣けてきちゃいました。

でも、
良いも悪いもいえません。
いえいえ・・・・、
悪いなんて思えません。
だって・・・、
そんなペットショップのひとつで・・・、
こんなに可愛いボルドに会えたのですから・・。

 

   (つづく)

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コメント (2)
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