いずれを優れり。

日本の“資本主義の父”として知られる渋沢栄一氏は言った。「他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、他人をも利して、共にその利益を獲得するといずれを優れりとするや」と。やはり渋沢氏の思想の根源には、キリスト教の教えである「隣人を愛せよ（隣人を自分のように愛しなさい。（マタイ22-39））があるようだ。「どうせなら？」てなものだ。さてカセットデッキだが、旧友に挙げる機種の安定回路の配線が、どうも納得が行かず、根本的な処から見直したのだが、その基本回路も何パターンもあり、結局、一番ロスの少ない慣例的なものとなった。整流には、三端子レギュレータなる電源用のICを使ったが、それが手軽で廉価で済む。それに容量が大きめの電解コンデンサを繋いだ。アース側には軽く抵抗を繋いだ簡単な回路である。試運転をすると全く変動がなかった。その手の回路は、色々な組み合わせでも応用が利くので、凝った回路も魅力があるが、やはり簡素な回路が安定度が高いようだ。ちなみにそのカセットデッキのDCモーターは中国製。国産品ではなかった回転ムラがあり、何等かの安定回路は必要だ。それで試行錯誤をしたが、全てが無駄だったようだ。「下手の考え休むに似たり」である。何だかスッキリした。結局は無駄な事の繰り返しなのだが、その間の閃きに助けられる。


※ この基本回路を元にカスタマイズをする。

さて日韓関係だが、またもや懲りずに岸田文雄氏は、総理の立場でも何かをやらかしそうである。それは現内閣は、何かと韓国政府に対し、同情の念が見え隠れをするからだ。昨日、３月１日は、大韓民国（韓国）の【独立運動記念日】だったのだが、そこでの韓国大統領の尹錫悦氏の演説に対し、官房長官の松野博一氏は、こうコメントした。曰く、「日本にとって、韓国は国際社会のさまざまな課題で協力していくべき重要な隣国だ」。「健全な形に戻し、さらに発展させるため引き続き緊密に意思疎通していく」と。（記事元：共同通信） だが正直、「此処で言う必要はあったのだろうか？」と疑問。この場合は静観が望ましく、社交辞令すら言わない事が、日本政府の立場を表せると思う。と言うのも、その韓国大統領の尹氏の演説内容は、相変わらずの「まだこんな事を言ってやがる」。てなものだったからだ。現内閣での不安材料は、気が付いた時には取り返しのつかない失敗をしそうな事だ。

尹大統領「日本、侵略者から協力パートナーに」　独立運動記念日に演説（聯合ニュース）
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230301000600882
松野氏「韓国は重要隣国」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aac579f0bde24a94f92678e726748a1597179a42
「日本からお金を受け取ったでしょ？ 韓国政府は徴用工に全く何もしてないよね？」と記者が聞く。
https://money1.jp/archives/100630



聯合ニュースから抜粋すると、尹大統領曰く「三・一運動から１世紀が過ぎた今、日本は過去の軍国主義侵略者からわれわれと普遍的な価値を共有し、安全保障や経済、そしてグローバルアジェンダで協力するパートナーに変わった」。「複合的な危機や深刻な北の核の脅威など、安保危機を克服するための韓米日の協力がいつにも増して重要になった」として、「普遍的な価値を共有する国々と連帯、協力し、世界の繁栄に寄与しなければならない」。「これは１０４年前、祖国の自由と独立を訴えたその精神と変わらない」と。思わず「調子のいい事言ってやがる」だ。何せ「日本は過去の軍国主義侵略者からわれわれと普遍的な価値を共有し」だ。【軍国主義侵略者】呼ばわりをされる国との価値観の共有はあるまい。結局は過去の韓国政府との見解と、何ひとつ変わらない。元はと言えば、李氏王政の破綻で、「ロシアに侵略をされる位ならば」と、日本との併合を望んだのが発端だ。おまけに併合反対派の伊藤博文氏が暗殺をされ、望み通りになった。それから朝鮮が近代化された事から現在がある。「歴史を否定する民族には、未来はない！」と言うのは、韓国政府の慣例だが、そのまま返したい言葉だ。