神の御名を唱え、彼の栄光をうたい、よい仲間と交わり、時々神の信者やサドゥーたちを訪れなさい。心は、日夜世俗のこと、つまり世間のつとめや責任に没頭していたのでは神を思うことはできない。時々ひとけを離れたところに行って神を思うことが最も必要である。最初は、ひとけを離れたところで瞑想を実習するのでなければ、心を神に集中することは非常に難しい。若木の周りには垣を作ってやらなければならないだろう。そうでないと家畜に踏み荒らされてしまうから。
瞑想をするためには、自分の内部に閉じこもるか、あるいは隔離された一隅か森の中かに退くべきである。そして常に実在するものとしないものとを識別しなければならない。神のみが実在、永遠なる実体であって、他はすべて非実在、つまりかりそめのものである。このように識別することによって、人はかりそめの対象を心から振り落とすべきである。
(ラーマクリシュナ・パラマハンサ)