◎タントラの主神への供養
次に、集会の導師は、香曼荼羅を作成し、すべての供養の品々を、くまなく清浄にして供えるべし。
花を束ねて、菩提心を生起させた後、次のように呼びかけるべし。
「ヴァジュラダラをはじめとするタントラの主神よ、われわれのことを記憶修習したまえ。この殊勝なる品々を清浄な心で供養いたしますから、お好きなだけお受け取りください。」
そしてもろもろの花をまくべし。
次に導師は、会集に向かってこう呼びかけるべし。
「ああ、偉大なる智慧ある者たちよ。大いなる集会の燃え盛る炎で、煩悩を焼くべし。」
そして全員で至福に浸りながら、
「ア ホー スカ(ああ、至福なるかな)」
と唱えるべし。
◎集会供養
次に、全員で次のマントラを唱えよ。
「ア ホー スカ バクシャナーン
ア ホー スカ プラーヤナーン
マハームドラーシッディナー プラタニル テーナ
フーム ハハハハ ホー」
次に、アーディヨーガからフーム字の声に巧みに合わせながら五つのムドラーをつけた修法者が、小さな杓で甘露をとり、燃え盛る火の中で燃やすべし。頭蓋骨の中を甘露で満たしてから、その甘露を、まず導師に対して、ヨーギニーが蓮華印を組んで差し上げるべし。そしてヨーギニーは同様にして集会の一人一人に甘露をもてなすべし。